土着ワークショップ [DWS]

11/3(月・祝)土着ワークショップvol.6 干し柿づくり 開催

DWS6干し柿

「うめしごと」に引き続き、今年はいよいよ秋の手仕事「干し柿づくり」を本格スタート。
昨年は、KOKAJIYAの軒下に実験的に干してみましたが、今年は柿の数を増やし、「いわむろや」の縁側もお借りしての「干し柿づくり」を行います。

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土着ワークショップvol.6 干し柿づくり

<干し柿づくり工程>
1回目:皮むき&干し作業(11/3「いわむろや」で開催)
2回目:干し柿回収&揉み作業(約3,4週間後 「いわむろや」で開催)
   その後、持ち帰り 又は 乾燥後「いわむろや」にて受け取り

日時:2014年11月3日(月・祝)11:00~12:30頃

定員:15人

場所:西蒲区岩室温泉96-1 「いわむろや」 伝統文化伝承館・縁側前
※駐車場は「いわむろや」駐車場をご利用ください。

講師:タカツカ農園 高塚俊郎さん

1回目参加費:3,000円(柿の葉茶と新米お茶漬けの“まかない”付き、後日干し柿12個持ち帰り、当日支払い)
※1回目参加の方は2回目は無料となります。
※1回目、2回目のみの参加も可能です。

持ち物:エプロン、ハンドタオル、使い慣れた庖丁、(屋外での作業もあるため)あたたかい服装

定員:15人

申込み方法:TEL 0256-78-8781(KOKAJIYA)/080-4051-1211(グミザワ)まで。
「11/3の土着ワークショップ参加申込み」とお伝えください。
※定員になり次第、受付終了となります。

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柿は、岩室のお隣り、県内で第2位の産地である角田山の麓の柿団地(西蒲区巻地区)の渋柿を使います。

干し柿づくりを教えてくださるのは、新津でお米、柿、新潟の果物を使ったジャムづくりなどご家族で精力的な農業をなさっている「タカツカ農園」の高塚俊郎さん。

高塚さんは、6年の東京でのサラリーマン生活を経てUターン。地域にある豊かな資源を活用して、それを生かすような減農薬による農産物(農産加工品)づくりに日々取り組んでいらっしゃいます。次世代を担う子どもたちに楽しい「食の記憶」を提供したいと、作物を作るのみならず、学校に出張授業をされたり、異業種の人との連携も積極的に行ったりと、さまざまに活動の幅を広げていらっしゃいます。タカツカ農園の「はっちん柿、ごまはっちん柿」は、毎年すぐに売り切れてしまうほどの看板商品。

そんな「柿」のプロでいらっしゃる高塚さんが教えてくださる干し柿づくり、ぜひご一緒にやってみませんか?

まかないは、「季節のKOKAJIYAまかない茶漬け」といわむろやの定番商品から柿の葉茶をセレクト。11/3、いわむろやでは「うんめもん祭り」も開催され、とても賑やかで楽しいワークショップになりそうです。お誘い合わせのうえ、ご参加お待ちしております!

昨年の様子↓

干し柿2013_1

干し柿2013_2

干し柿2013_3

干し柿2013_4

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「土着ワークショップvol.6 干し柿づくり」は、新潟市シティプロモーション認定事業
『にいがたアグリピクニック』(事業者:foodrop)のプログラムです。
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10/19(日)「土着ワークショップvol.5 ワラ細工・カマダイづくり」開催

カマダイ

昨年のちょうど同じ頃、初めて「室礼」で開催した土着ワークショップが、「カマダイ」づくりでした。

お釜で炊いた、夏井の新米“はさがけ”ごはんを季節のおかずとともにいただいてお腹を満たしたところで、はさがけで得られた稲藁でワラ細工の「カマダイ=鍋敷き」づくり。そして持ち帰って家で使う。

米どころ・新潟だからこそできる、土着体験をぎゅっと詰め込んだワークショップです。昨年の参加者のみなさんにも大変好評でした。ご参加、お待ちしております!

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土着ワークショップvol.5 藁細工・カマダイづくり

日時:2014年10月19日(日)12:30~15:30(終了予定)

場所:西蒲区岩室温泉666 KOKAJIYA2F「室礼」
※駐車場は「いわむろや」駐車場(西蒲区岩室温泉96-1)をご利用ください

講師:黒埼民具保存会会長 山際辰夫さん

参加費:3,000円(材料/講習費込 KOKAJIYAのまかない付き、当日支払い)

定員:10人

申込み方法:TEL 0256-78-8781(KOKAJIYA)/080-4051-1211(ぐみざわ)まで。
「10/19の土着ワークショップ参加申込み」とお伝えください。

※お子様連れの方もお気軽にご相談ください
※定員になり次第、受付終了となります

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昨年のワークショップの様子より↓ (昨年のレポートはこちら。
カマダイ作成中2

カマダイ作成中1

新米ごはん

ごはんのおかず

9/28に西蒲区夏井の農家さんのご協力で行われた「稲刈り&はさがけ」の作業の様子↓
ここではさがけした稲のお米と稲ワラを使います。
はさがけ

夏井のはさがけ

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「土着ワークショップvol.5 藁細工・カマダイづくり」は、新潟市シティプロモーション認定事業
『にいがたアグリピクニック』(事業者名:foodrop)のプログラムです。

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土着WSvol.4「うめしごと02 梅干し&梅酢漬け」後編レポート<後半>

「紅生姜」と「ゆかり」づくりの<前半>に続いて、ドキドキの梅干し披露&試食タイムへ。各家庭の異なる環境で干された梅干たちをお皿に並べます。

梅干しならべ

土鍋登場

いろんな梅干しを前にして、みんなお腹が空いてきたところへ土鍋ごはんが登場!

土鍋ごはん

おこげもできていて、部屋中ごはんのいい香り!さて、これからおにぎりづくりです。

笹の葉

今回は盛り付けの勉強もかね、笹の葉を敷いたお皿におにぎりを並べていきます。
新潟のおにぎりといえば、DAIDOCOは、新潟米おにぎりキャンペーン事務局を務めるほど、大得意の料理です。そんなおにぎりマスター・山倉がすかさず、「なぜ、笹の葉を敷いたり、巻いたりするのでしょうか?」と子どもたちに質問します。

しつもん

子どもたちは興味深々で「おいしくなるから?」などと答えていました。正解は「笹の葉には、防腐効果・殺菌効果があるから」だそうです。見た目にもグリーンが添えられるとごはんがより美味しく見えますよね。

ごはんを盛る

こどもも挑戦

子どもも大人もおにぎりづくりに勤しむ中、縁側では「うめしごと」の完成イメージ写真を撮影中。夏の日差しはまだまだ強いですが、少し影もできていて本当に気持ちの良い縁側でした。

撮影会

そして、刻んだ紅生姜入りの混ぜご飯もやってきました。

まぜごはん

ここで、山倉から「おむすびの作り方」のコツを伝授してもらいました。

やまくら伝授

ポイントは、「にぎらない」こと。

おにぎりできた

それ以上はひみつなので、ここではみなさん完成写真を載せます。

おにぎり盛り付け

もみじの葉っぱを載せて立体感を出し、きれいに盛り付けて完成です!

いただきます

みんなが揃ったところで、「いただきます!」。

結集

江南区のひかり畑さんで大事に育てられた藤五郎梅が、いろいろな「うめしごと」のプロセスを経て、今こうしておいしいご飯の一皿に結集していると思うととても幸せで、その気持ちをみなさんと一緒に噛みしめていただきました。

梅あつまる

そして、密かに一番楽しみだった「梅干しの味比べ」。塩が結晶化して表面についているもの、まだ干されずジューシーなままのもの、一番早くに土用干しして、ふっくらが保たれているものなど…。本当に十人十色な梅干しを味わいました。

味比べ

他の家庭の梅干しをこうして少しずつ味比べできるのも、ワークショップならではの楽しみ方。すっかりみなさん家族のような輪ができていました。

記念写真

最後は恒例の記念写真。子どもたちもとってもかわいかった。「うめしごと」これにて終了です。

作り手(生産者)がいて、それを誰か(伝授する人やレシピ)に教わり、それぞれの家で加工して保存して、食べ物を長く大事に生かしていただくこと。そしてそれが「家庭の味」になっていくこと。
当たり前に続いてきた、食べ物にまつわるくらしの知恵や文化にはっとさせられた、貴重な体験でした。意欲ある若い方がこうして参加して下さったことも、とてもうれしかったです。

関係者、参加者のみなさま、本当にありがとうございました。「うめしごと」は来年も続ける予定です。ぜひ、このレポートを見て気になった方がいらしたら、来年の土着ワークショップもチェックしてみてください!

【おまけの一枚】
もみじ

おにぎりのみならず、お姉さんのヘアアレンジも…。子どもたちのセンスに頭が下がりました。

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「土着ワークショップvol.4 うめしごと02 後編」
新潟市シティプロモーション認定事業 『にいがたアグリピクニック』 事業者:foodrop

 

土着WSvol.4「うめしごと02 梅干し&梅酢漬け」後編レポート<前半>

お盆明けの8月19日、土着ワークショップvol.4「うめしごと02 梅干し&梅酢漬け」後編となる「赤紫蘇ゆかり&梅酢漬け」をおこないました。

うめしごと看板

会場は、秋葉区新津本町にある「三方舎」さんの書斎ギャラリー1階をお借りしての初・出張開催。当日は“新津祭り”もあり、町中が熱気に包まれていて、三方舎の今井正人さんも仕事に祭りにとご多忙な中対応して下さり、本当に感謝です。

三方舎会場

三方舎さん1階は、板張りの“縁側”付きのとても素敵な空間。置いてある棚や什器、キリムなどのラグもハイセンスで、会場を汚してしまわないかとドキドキしましたが、無事これまで3回に渡る「うめしごと」の締めくくりがこんな素敵な空間で行えてありがたく、またほっとしております。

ではさっそく、ワークショップの模様をレポートしていきます。
まずは、完成した梅干しとごはん、ゆかりふりかけに紅生姜漬けをご覧ください。

完成イメージ

この色合いを見ただけで、きっとお腹がすいてくることと思います。今回は、前回参加者のみなさんが各家庭で土用干しした「梅干し」を持参し、味比べを行うとともに、残った赤梅酢で「紅生姜」づくり、さらに梅干しとともに干した赤紫蘇で「ゆかりふりかけ」を作りました。

最初に「紅生姜」から。生姜は高知県の新生姜を使いました。

材料

生姜は下処理として、良く洗い、黒ずんだ部分や皮が厚くなった部分などを取り除きます。
しょうが下処理

小分けのしょうが

今回、小さなお子さまが多く参加したこともあり、輪切りではなく、小房に切った状態のままで漬け込むことにしました。

しょうがのせつめい

せつめい

嬉しいことに初参加の方もいらして、講師のダイドコパティシエ佐藤から、赤梅酢と白梅酢の違いなど、これまでの「うめしごと」のお話の後、作業に取りかかりました。

消毒

保存瓶の消毒からスタートです。アルコールスプレーがなくても、35度以上の焼酎でもよいそうです。

瓶詰め

7分目ほどに新生姜を入れたら、赤梅酢をひたひたになるまで投入。

梅酢投入

ひたひた

生姜が浮いてくるかもしれませんが、蓋を閉めて時々振るようにすれば大丈夫。

色のちがい

みなさんが持参した赤梅酢、よく見ると色に違いが…。紫蘇の量や塩分濃度、保管場所など、いろいろな違いが関わってくるのでしょうか。面白い発見でした。

梅酢のちがい

これは前もって佐藤の方で漬け込んでおいた2種類の見本。濃い方が「赤梅酢漬けの生姜」、薄い方は「白梅酢漬けの生姜」です。白梅酢も漬物やドレッシング、おにぎりへの風味付けなど、さまざまな利用ができるそうで、これもその一つ。色がほのかにピンク色というのが驚きです。

今回は赤梅酢に生姜のみを入れましたが、この梅酢を使ってミョウガやピクルスなども浸けられるので、まだまだ利用の幅が広がります。奥深いですね。

できた梅酢漬けは、塩分濃度や入れる物の水分によって日持ちが変わってきますが、冷蔵庫で保存して1ヶ月程度で食べ切りましょう。そのままお酒のおつまみに、お好み焼き、煮魚に添えて…などこれも使い方色々。のちほど、事前に作っておいた紅生姜を細かく刻み、混ぜごはんにしていただきます!

休憩

すっかり顔見知りになったみなさん、しばしの休憩時間。
続いて、作業は「ゆかりふりかけ」づくりに入ります。

持参した赤紫蘇

各自持ち寄った、土用干しした赤紫蘇。すでに塩が吹いているもの、赤の発色がきれいなもの、葉を広げて干したものなど、個性ある赤紫蘇が集いました。

ゆかりふりかけは、これをよく乾燥させて(湿っている場合は、電子レンジで乾燥させてOK)電動ミルやすり鉢で細かくしていきます。

すり鉢

高桑さん親子は、お子様が「やってみたい!」とすり鉢を選択。手ずりは時間はかかりますが、粗めのふりかけで食感も出てきます。最後の方は子どもたちだけで協力して、よく頑張っていました。

ミルを使用

ブレンダ―を使ったミルでもOKブレンダ―

ミル

電動ミルを使用すると、よりはやく、より細かくなります。

ゆかりかんせい

これでゆかりのできあがり。本当に簡単でした。
お好みでアミエビ、煎りゴマなどを加えると、また違ったふりかけになり美味です。

ふりかけ完成

レポートは、<後半>へ続きます。

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「土着ワークショップvol.04 うめしごと02 後編」
新潟市フードプロモーション認定事業 『にいがたアグリピクニック』 事業者:foodrop

 

土着ワークショップvol.4「うめしごと02 梅干し&梅酢漬け」後編 開催

うめしごと02後編
お盆ですね。新潟はここ数日涼しく、なんだかあっという間に秋が来てしまいそうな予感です。

さて、お待たせいたしました。土着ワークショップvol.4「うめしごと02」後編の開催日が
8月19日(火)に決まりました。

今回は、秋葉区新津本町の「三方舎」さんのご協力により、会場を三方舎の素敵な書斎ギャラリー内に移して行うことになりました。岩室から離れての初の出張ワークショップ、前編参加者のみなさんはもちろん、2、3名でしたら初参加の方も材料がございますので、奮ってご参加ください。

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土着ワークショップvol.4『うめしごと02―梅干し&梅酢漬け』(後編)
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日時:2014年8月19日(火)13:30~15:30

会場:「三方舎」(新潟市秋葉区新津本町3-4-22)
駐車場は「三方舎」駐車場をご利用ください。

参加費:2500円(講習費、生姜・おにぎり材料費、当日お支払い)
※お子様参加の場合は300円(おにぎり代) 申込み時にお知らせください。

内容:
ダイドコパティシエ・佐藤千裕を講師に①~③をおこないます。

①梅と一緒に天日乾燥させた紫蘇漬けで“ゆかりふりかけ”づくり
②残った赤梅酢で“紅ショウガ漬け”づくり
③自家製(!)梅干しの食べ比べ&おにぎりづくり

「うめしごと02」前編で持ち帰り、各家庭で土用干しした“自慢の梅干し”をお持ちいただき、炊きたてご飯と一緒に食べ比べをしてみましょう! 刻み紅生姜入りご飯の紫蘇巻おにぎりも作ります。

持ち物:エプロン、ハンドタオル、赤梅酢、よく乾燥させた赤紫蘇、梅干3個、持ち帰り用手提げ袋
※梅を引き上げた後に残った赤梅酢をタッパーなどに移したもの、パリパリになる位までよく乾かした紫蘇、干し上がって大切に寝かせている梅を試食用に3個お持ち下さい。
※初参加の方は、材料をこちらでご用意します。(別途、実費500円をいただきます)

申込み方法:TEL 0256-78-8781(KOKAJIYA)/080-3514-6907(ダイドコ佐藤)まで。
「8/19の土着ワークショップ参加申込み」とお伝えください。【申し込み〆切:8月17日(日)】

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「うめしごと01」で仕込んだ梅味噌の使い方や、みなさんの家庭のおいしい梅レシピなどの情報交換をするのもいいですね。夏休み中のお子様もこの機会にぜひ、ご参加下さい。心よりお待ちしております。

完成梅干し

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「土着ワークショップvol.4 うめしごと02 後編」は
新潟市フードプロモーション認定事業 『にいがたアグリピクニック』(事業者:foodrop)となります。
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土着ws vol.4 うめしごと02 梅干し&梅酢漬け レポート<後半>

レポート<後半>では、いよいよ赤紫蘇の塩もみ作業に入ります。

赤紫蘇

まずは講師でDAIDOCOパティシエの佐藤千裕が実演。

塩揉み

塩で揉んでいくと、あら不思議、どんどん紫色の汁が出てきてきます。この揉む際の力の入れ具合、もみ具合がポイントなのだとか。ちゃんとこうしてアクを出しきることで、美味しくまた綺麗な梅干しが漬かるのだそうです。

あく

赤紫蘇の葉からは、シソのいい香りがします。
紫蘇の香り

5)赤紫蘇は茎から葉っぱを外してよく洗いしっかりと水気を拭き取ります。このとき、葉と茎がくっついている根元の硬い部分は取り除きます。

葉っぱとり

6)塩を入れ、よく揉み込んでいきます。手の平のつけね部分で押すと力がいい具合に入ります。出てきたアク(水分)を一度捨てます。

塩揉み

7)再び塩をふり入れ、揉みます。再びアクが出たら捨て、しっかりと絞って赤紫蘇の塩揉みは完了です。

しぼり

赤紫蘇をもんだ手は、むらさき色に染まりました。
そまった手

8)その後は自宅で冷蔵庫に入れておき、4)で数日して白梅酢が梅が浸るくらいにあがってきたら、そこへ塩揉みした赤紫蘇をひろげながら入れ、ゆすって再び蓋をして重しをのせます。

再び、佐藤から紫蘇を入れる実演です。
発色

レードルで白梅酢をすくい、赤紫蘇にかけると、また不思議。きれいな赤ムラサキの色になります。
これを梅の瓶に入れると、目にも鮮やかなピンクに!こうして「梅干し」の赤を染めていきます。

実演

干し方

最後に干し方のレクチャーを受け、本日の作業は終了しました。梅雨が明けてからの、梅干しのクライマックス作業「土用干し」ですが、その模様は改めて後日レポートしていきます。

自宅での宿題ができたものの、今日の作業を終え、ほっと一息おやつの時間へ。
「いわむろや」の芝生カフェに7月31日まで期間限定出店をしている「DAIDOCO青果氷店」の美味しい藤五郎梅の青果氷をみんなでほおばり、蒸し暑さを一時忘れることができました。梅の甘酸っぱさが体にしみます。

かき氷

おやつ

子どもたちも頑張りました。
こどもたち

嬉しそうに、梅の入った瓶を赤子を抱く様に撮影されている光景が微笑ましかったです。
撮影

時折、雨もパラパラと降りましたが、お天気も最後まで崩れず、うめしごとを見守ってくれているかのようでした。ワークショップ終了後、嬉しいことに、参加者のみなさんがfacebookに実況レポートをたくさんあげて下さっています。ありがとうございます!

完成

今回のワークショップで感じたのは、“梅仕事はみんなでやるとより楽しい”ということ。
実はメンバーのほとんどが梅干しつくり初挑戦で、「おばあちゃんは毎年つくるけど、自分は…」といった方がほとんどでした。自宅での作業の成否が、美味しい梅干しができるかにかかっていることもあり、みんなでやることで士気も高まり、また途中のプロセスをfacebookなどで報告し合うことで、不安も解消し、みんなで楽しめることができるのだなと。そして梅仕事仲間の工夫などを共有すれば、来年の梅干しづくりがきっとさらに充実していくことと思います。新しい「うめしごと」の醍醐味発見でした。

次回ワークショップでは、赤梅酢を使った紅ショウガ漬けと赤紫蘇を使ったゆかりふりかけを作ります。日程は決まり次第、追ってお知らせします。こちらもお楽しみに!
最後までレポートを読んでいただき、ありがとうございました。

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「土着ワークショップvol.04 うめしごと02 前編」
新潟市フードプロモーション認定事業 『にいがたアグリピクニック』 事業者:foodrop

 

土着ws vol.4 うめしごと02 梅干し&梅酢漬け レポート<前半>

台風も梅雨前線も新潟上空に近づいていた7月10日、屋外での開催も危ぶまれましたが、無事に4回目となる土着ワークショップ、「うめしごと02 梅干し&梅酢漬け」をおこなうことができました。

今回はKOKAJIYAからほど近い、新潟市岩室観光施設「いわむろや」さんでの開催です。今回も子どもたちが活躍!前回の「うめしごと01」でご一緒した方もいらして、うめしごと仲間ができたような、そんな嬉しいワークショップとなりました。

藤五郎梅

縁側風に並べられた今日の主役は、江南区にあるひかり畑さんの完熟・藤五郎梅と企画者、DAIDOCOプランナーの山倉がチョイスした「アデリア」の復刻梅瓶。

縁側

梅の収穫などお忙しい最中、ひかり畑の高松さんご夫妻にお越しいただき、お話を伺うことができました!ワークショップのために、すてきな手作りのパンフレットもご用意くださいました。

ご夫妻

パンフレット

そこに書かれていたのは、ひかり畑にかけるご夫妻の想い。少しだけ抜粋します。

「いつも笑顔で楽しく仕事をしていれば、きっとその農作物を食べる人も笑顔になってくれるはず。
そんな笑顔が私たちの太陽で、その太陽でわたしたちは育つのです。」

そんなまっすぐに農業に励むお二人が、農薬も肥料も除草剤も使わずに大切に育てた藤五郎梅を使わせていただきました。またその藤五郎梅について、

江戸時代後期、宇野藤五郎が栽培し、その優れた品質からその名前がつけられたこと。
実が大きいため、梅干しや梅酒に適していること。「梅はその日の難逃れ」と言われるように
「食べ物・血・水」の三毒を断つということが書かれていました。

「体に優しい梅をもっと優しく、そんな想いで日々、梅と向き合い、気持ちよく育つよう手助けをしています。」

我が子のように愛情こめて育てられた梅は、本当に甘い香りを放っていて、斑点も少なく、きれいな黄色&赤みを帯びていました。自然落下した梅をひとつひとつ腰を曲げて収穫する。そんなひかり畑さんの想いを受け取り、この梅から生まれる「梅干し」がとても楽しみになりました!

保存瓶についてもこだわりが光ります。

瓶

石塚硝子株式会社のガラス製品に名付けられたブランド「アデリア」。赤い蓋が目印のその梅瓶は、50年目を迎えた昭和の梅瓶で、2012年に復刻されたそうです。山倉曰く「ガラス部分のストンとしたフォルムといい、蓋のちょっと濃いめの赤色といいとても素敵です。付属のステンレスのレードルがまたいい感じ。甕にするか、瓶にするか悩みましたが、おうちのキッチンにおじゃまするものとして、こちらを選びました」とのこと。確かに愛着の湧く、懐かしさ漂う瓶です。

作業スタート

さて、こだわりの素材と道具を前に気合いが入ったところで、作業開始。まずは梅干しの下準備としての、梅の塩漬けに取りかかります。

1)さっと洗い、水気を拭き取った梅のなり口を竹串などで丁寧にとります。
へたとり

この作業、子どもたちも大得意で、とても器用にへたをとっていました。
へたとりこども

わいわい向かい合っての作業は楽しく、分けた梅もあっという間に終了です。

2)続いてカビ予防のための下処理として、少量の焼酎と塩を梅にまぶし、軽くまぜます。

下処理

3)消毒スプレーで消毒した保存瓶に薄く塩をふり、梅を隙間なく一列並べます。その上に塩をふり、梅と交互に重ねていきます。

うめ並べ

4)最後は残った塩で蓋をするようにして、塩漬け作業は終了。あとは自宅で各自「重し」を置いて、埃などが入らない様にビニールなどで蓋をして涼しい場所におきます。

塩でふた

こうして屋外で作業していると、様々な方に声をかけられます。「あら、何やってるの?」「すごくいい梅ね」「若い人が多いのね」など、おじちゃん、おばちゃんが嬉しそうに尋ねてくれるのが、ほのぼのとしていい光景でした。

声かけ

見物の人

レポートは、<後半>の赤紫蘇の塩もみ作業へと続きます。

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「土着ワークショップvol.04 うめしごと02 前編」
新潟市シティプロモーション認定事業 『にいがたアグリピクニック』 事業者:foodrop

 

7/10(木)土着ワークショップvol.4『うめしごと02―梅干し&梅酢漬け』開催します

うめしごと02
「うめしごと02」の日程が決まりました。

今回も、江南区にあるひかり畑さんの完熟した「藤五郎梅」を使用!農薬を使わずに森と同じような環境で土や木の力のみで育った自然栽培の梅で「梅干し&梅酢漬け」づくりを学んでいきます。

本ワークショップは、全3回工程になりますが、「1回目のみ参加+2・3回目は自習」という形での参加も可能です。2・3回目の日程は、天候を考慮し、後日お知らせします。

<うめしごと02 工程>
●1回目:梅の下処理と塩漬けと赤シソの塩もみアク出し(「いわむろや」で開催)
●2回目:梅とシソの土用干し(各自が自宅で行います)
●3回目:ゆかりふりかけ、赤梅酢で紅ショウガ漬けづくり(「いわむろや」で開催)

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土着ワークショップvol.4『うめしごと02―梅干し&梅酢漬け』
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日時:2014年7月10日(木)13:00~15:00 
(本日予定どおり開催となります。道中お気をつけていらしてください。)

会場:いわむろや 芝生カフェ(新潟市西蒲区岩室温泉96-1)
駐車場は「いわむろや」駐車場をご利用ください。

※雨天の場合は、いわむろや館内もしくは、芝生カフェとなりの伝統文化伝承館にて行います

内容:
今回は、屋外でのワークショップとなります。ダイドコパティシエ佐藤千裕を講師に、みんなでワイワイ楽しく作業していきましょう。

●1回目は、梅の下処理と塩漬け法と赤紫蘇の塩もみアク出しの仕方を学びます。梅を提供いただく、ひかり畑さんご夫妻もご参加下さることになりました!農業や梅についてお話を伺います。作業の後は、おやつに「藤五郎梅の“青果氷”」をいただきます。梅とシソは各自持ち帰り、5〜10日して白梅酢が上がってきたら、塩漬けの紫蘇を広げ入れて漬けておきます。

●2回目は、7月末の梅雨明け後、晴れ間の続く3日間を見計らって、各自で土用干しを行います。

●3回目は、再び「いわむろや」で開催。干し終えて保存容器に戻し保存した梅干しを持参いただきます。梅と一緒に天日乾燥させたシソ漬けでゆかり(シソふりかけ)作りと、残った赤梅酢で紅ショウガ漬け作りをします。

1回目参加費:5,000円(講習費、材料費、漬け瓶代、藤五郎梅の“青果氷”付き 当日お支払い)
※3回目参加費は後日お知らせします。
※1回目のみの参加も可能です。

持ち物:エプロン、ハンドタオル、重い瓶が入る布製の持ち帰り袋、日よけのための帽子など
定員:15人

申込み方法:TEL 0256-78-8781(KOKAJIYA)/080-3514-6907(ダイドコ佐藤)まで。
「7/10の土着ワークショップ参加申込み」とお伝えください。

※小さいお子様(2歳から一緒に作業可能!)も参加できます。
※おやつの数は、申し込み1人に付き1つになります。追加の際はお申し付けください。
※定員になり次第、受付終了となります。

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「土着ワークショップvol.4 うめしごと02」は
新潟市フードプロモーション認定事業 『にいがたアグリピクニック』(事業者:foodrop)となります。
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これまで開催した「土着ワークショップ」はこちら↓
●vol.1 新米ごはん&ワラで鍋敷き作り
●番外編 【公開!】干し柿づくり
●vol.2 流し雛づくり
●vol.3 うめしごと01 青梅シロップ&梅味噌づくり

 

土着ws vol.3 うめしごと01 青梅シロップ&梅味噌づくり レポート<後半>

後半では、うめしごとの作業をレポートしていきます。

作業開始

まず、「梅シロップ」を作ります。

1)傷のある梅を除き、流水で洗ってザルにあげ、清潔な布巾でしっかり水気をとります。

2)ガラス瓶をアルコールスプレーで消毒してよくふき取り、梅のへたとりを竹串でおこないます。
この時梅の実に傷がつかないように注意します。

へたとり

交互に入れる

3)瓶に梅を入れ、1/3程度入れたら今度は氷砂糖を同じくらいのボリュームでいれます。
これを交互にやります。これで仕込みは完了です。

こどもさん01

この作業は本当に簡単なので、お子さんと一緒にできます。とっても楽しそう!

こどもさん02

仕込み完了

4)常温保存して、水分が3日ほどで出てくるのでそうしたら、1日に1,2回瓶をゆすって混ぜるようにとのこと。1週間~10日ほどで透明のエキスがたっぷり出てきて、2週間目くらいから飲み始められます。

5)だんだんと発酵してくるので、放っておかずに、時々蓋を開けてガス抜きをするといいようです。1ヶ月半ほどで梅は取り出します。取り出した梅は、お湯で煮詰めて柔らかくして食べることもできるようです。

6)そのうち、しゅわしゅわと泡立って発酵が進んできたら、鍋に移して一度沸騰させ、清潔な容器にまた保存すればよいとのこと。

和気あいあい

これだけの人数でやると楽しいです。講師の佐藤が「わいわい昔は井戸端会議するみたいに地域のお母さんたちが毎年梅仕事をしていたんですよね」と言っていたように、ここにもそんな和気藹々な空気が流れていました。

続いて、梅味噌の作業へ。

1)〜2)まではシロップと同じ。

味噌

みそと梅

梅に砂糖

3)消毒した瓶にまず味噌の層をつくり、梅、砂糖の順に入れていく。これも何度かくりかえし、最後は味噌をかぶせて蓋をします。最初は常温保存でよいそうです。

梅味噌完了

4)数日して水分が出てきたら、清潔なヘラで全体をかき混ぜて、冷蔵庫で保存します。1〜2ヶ月ほどで食べられます。

たくさん作って保存しておく場合は、完成した梅味噌の梅を取り出し、ステンレスかホーローの鍋に味噌を入れ火にかけて、いったん煮詰めます。そして、清潔な容器に入れて保存すればよいとのこと。

梅味噌に使った梅は、そのままお酒のおつまみにもなったり、梅ランチにあった、刻んで炊きたてごはんと混ぜて、梅味噌とともに焼きおにぎりにもできます。

作業終了

作業を終えて、みなさん一斉に撮影タイム(笑)古民家KOKAJIYAには、撮影スポットがいっぱい。みなさん思い思いの場所に仕込んだ瓶を並べて写真を撮っていました。

梅ジュース

撮影の後は、レストランの大テーブルで冷たい梅ジュースをいただきながら、保存の仕方やその後の楽しみ方のレクチャーを受け、あっという間の2時間半でワークショップは終了です。

ひと休み

そして最後は集合写真!

集合写真

みんな同じ材料なはずなのに、既にそれぞれが違う梅の瓶。自宅に持ち帰り、仕込んだものとどう付き合ってゆくのか、それが保存食の醍醐味でしょうか。これからが本番かな?とも思いました。

なかなか奥の深い“保存食づくり”。四季の移り変わりや、作物の恵み、時間の経過とともに変化すること、手間をかけること、そしてそれらを楽しむこと。暮らしの中の大切なことがいっぱい含まれているような気がします。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
ぜひfacebookやメールなどでも、経過をお知らせいただけると嬉しいです。

次回土着ワークショップは7月。
「うめしごと02 黄熟梅を使った梅干しづくり」を予定しています。ご参加お待ちしております!!

<おまけ> 梅ランチづくりの舞台裏より。

炊きたて

炊きたてのご飯に、刻んだ味噌漬け青梅が混ざったところ。
山倉曰く、「実は自分的に今回のワークショップでナンバーワンの至福の瞬間は、梅味噌を作ったあとに出る、味噌漬けの青梅を刻んだものを、炊きたてごはんに混ぜた瞬間の香り!!ぶわっと梅と味噌と、白米の香りがぶわっと!!もうこれは最高ですよ。幸せの香りすぎる。」とのこと。確かに、ほんといい香りでした。ぜひお宅でも作って味わってみてください!

バーナー

焼きおにぎり

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「土着ワークショップvol.03 うめしごと01」
新潟市シティプロモーション認定事業 『にいがたアグリピクニック』 事業者:foodrop