2015-11

2016年用【山際さんの注連縄・玉〆め】オーダー販売 注文受付中!【11月末まで】

冬の足音が聞こえ…と言いたいところですが、昼間は暖かさも感じる今日この頃。ようやくの告知になります。

今年も、新年(2016年)用のお正月飾りのオーダー販売をさせていただきます。いつも土着ワークショップではワラ細工職人として講師をしてくださっている山際辰夫さんによる、「注連縄」(しめなわ)と「玉〆め」(たまじめ)です。

値段やパーツなど例年と異なる部分がありますので、昨年以前にご購入いただいた皆様には、改めて下記をご確認くださいますようお願いいたします。

【お正月飾りラインナップ】

●注連縄(しめなわ) 主に神棚用に 床の間などにも飾れます

・1尺(約30cm)大黒米飾り1つ付・・・・2,500円(税込)
・1尺5寸(約45cm)大黒米飾り1つ付・・・・3,200円(税込)
・2尺(約60cm)大黒米飾り3つ付・・・・4,000円(税込)
※3尺まではオーダーが可能です。

注連縄
【1尺5寸(全体)】

注連縄比較
【1尺と1尺5寸の比較】神棚がなくても、壁にかけて飾っても素敵です

大黒米飾り部分
【大黒米飾り(部分アップ)】先輩方から教わったというオリジナルの飾り

注連縄(上部より)
【1尺5寸(上部より)】ぎっしりと惜しみなく稲藁を使うのが特徴です

 

●玉〆め 玄関や鏡餅の周辺などに
(約12~13cm×約39cm)・・・・2,500円(税込)

<玉〆め・前回からの変更点>
※大きさが一種類になりました。
(円部分の直径が12〜13cm、吊り下げようの縄部分を除く全体の長さが39cm程度)
※下がり飾りの部分が「赤米」から基本は「大黒米」に変わります。ただし、ご希望の方は「赤米」にも変更可能です。
※水引がなくなり、よりシンプルな形になります。
※紙垂(しで)は「白のみ」になります。形が変わりました。

玉〆2016全体
【玉〆め(全体)】玉のように注連縄を結ぶしめ飾りです

下がり部分
【大黒米の下がり(部分アップ)】

上部アップ
【しめ縄部分上部 いぐさの縄で結びます】

上部
【玉〆め上部(部分アップ)】

赤米
【下がり部分が赤米の場合(前回のデザインのため、水引・紅の紙垂(しで)がついています)】
※下がり部分を赤米に変更することも可能です

 

【オーダー方法・お問い合わせ】

以下のメールか電話のいずれかでご予約ください。予約受付は【11月末日頃まで】

●メール [info@bricole.jp]
<記入事項>
お名前、(郵送希望の方は)ご住所、お電話番号、希望の商品名(大きさなども明記)、受取方法(室礼か郵送か)その他ご要望などあればお書きください。

●電話 [080-4051-1211] 担当:桾沢(ぐみざわ)まで。

 

【受取方法】

お受け取りは、12月下旬となります。
ご注文順に作成しますので、日程はお返事の際にお知らせします。

●「室礼」(新潟市西蒲区岩室温泉666 KOKAJIYA2F)でのお渡し
お会計はお渡しの際にさせていただきます。

●郵送によるお届け
郵送をご希望の方には、振込先をお知らせいたします。
送料は実費となります。(都内へはヤマト便で¥1,000程度)
お振込が確認でき次第、丁寧に梱包してお送りします。

 

【ご連絡事項】

●一つずつ手作りのため、多少大きさが変わります。
●数に限りがございますため、お早めにご注文ください。材料がなくなり次第終了となります。
●オーダー順、かつオーダーをいただいてからの制作となりますので、お届け日がご希望に添えない場合がございますことを予めご了承ください。

Posted on 2015-11-21 | Posted in お知らせ, 注連縄・しめ飾りNo Comments »

 

12/23(水・祝)土着ワークショップvol.13 ワラ細工「鳥のしめ縄」づくり 開催

2015年を締めくくる土着ワークショップは、ワラ細工の「鳥のしめ縄(注連縄)」づくりです!
講師はおなじみ、新潟市西区木場在住の藁細工職人・山際辰夫さん(87歳)。以下、ご案内です。

鳥のしめ縄

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土着ワークショップvol.13 ワラ細工「鳥のしめ縄」づくり

日時:2015年12月23(水・祝)13:00~16:00(終了予定)

場所:新潟市西蒲区福井2908「旧庄屋佐藤家」
※駐車場あり

講師:ワラ細工職人 山際辰夫さん(黒埼民具保存会会長)

参加費:4,500円(材料/講習費込 本間屋の柚餅子&お茶付き)

定員:10人

申込み方法:TEL:080-4051-1211、Mail:info@bricole.jp(ぐみざわ)まで。
「12/23の土着ワークショップ参加申込み」とお伝えください。
【終了いたしました!】

<ワークショップで学べること>
●(注連縄の要となる)稲藁の縄綯(な)い、左綯い&3本撚(よ)り
●(足の部分の)下がり飾りづくり

縄綯い
【縄部分】

下がり飾り
【下がり部分】

<当日の流れ>
【13:00~】「鳥のしめ縄」づくりスタート 講師:山際辰夫さん
終了後、山際さんの稲作に関する映像を見ながら、福井の名物お菓子・本間屋の柚餅子をいただきます
【16:00頃】終了予定

※お子様も一緒にご参加できます。小さなお子様がいらっしゃる場合はお気軽にご相談ください。

企画・主催:Bricole(桾沢和典・厚子)
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注連縄(しめ縄)とは、神を祀る神聖な場所を他の場所と区別する「結界」の機能をもつもの。「外から悪いものが入らないように」と古の人たちが考案した、願いや祈りのカタチの現れかもしれません。そんな注連縄は、一般的に年末になると、去っていく一年への感謝、そして新たな一年への期待を込め、新しく飾り替えられます。

神棚のある家は少なくなってきたかもしれませんが、それでも新潟では12月になると、注連縄やしめ飾りがスーパーやホームセンターなどに沢山並びます。室礼では、ご縁あって2013年冬より、山際さんの注連縄と玉〆め(飾り)をオーダー販売させていただいております。

しかし今年の初め、山際さん「今年はもう作れないかもしれない。ひざが痛くて、足腰が辛くなってきた…」とおっしゃいました。30年余り続けてこられた、山際さんの生きがいにもなっている「注連縄づくり」。それは、ワラを細工するということだけでなく、稲作の一連の仕事(種籾の発芽から苗床づくり、田植え、水の管理、雑草の管理、追肥の管理、青刈り、乾燥、藁の加工・細工、来年の田起こし…)のことをさします。

西区木場周辺を見回すと、山際さんのご年齢で、注連縄づくりをやられる方はほとんどいなくなりました。何せ手間がかかるからです。それを「好きで」続けてこられ、地元の方々に毎年100個以上手渡してこられた山際さん。その蓄積と関係を思った時、「これは今年も、何としてでもやってもらわねば!」とお節介ながら思いました。

山際さんの期待のお弟子さん(女性!)も木場にいらっしゃり、その方と一緒に、「今年もお願いします」と早々に苗づくりの日を決めてもらい、さらに山際さんの田植えから注連縄づくりまでの様子を撮影させていただくことまで厚かましくもお願いしました。そして、5月からは一緒に田植えをさせてもらったりしながら、膝の痛みに耐えつつ、山際さんは今年も材料の稲わらをご用意下さいました。おかげさまで、今回のワークショップ開催に至りました。

【山際さんの縄綯いの様子】
縄綯い1

縄綯い2

前置きが長くなりましたが、今回作る「鳥のしめ縄」は、通常山際さんが作られるしめ飾りとは異なり、ワークショップ用にお願いしたものです。形も検討を重ねました。元は、宮崎県の高千穂地方の酉のしめ飾り、岡山県高梁市成羽の鳥お飾りや広島県の鶴飾りの飾りなどを参考にしています。

鳥のかたち

神棚に注連縄を、玄関にしめ飾りを飾る時期は、だいたいクリスマス後~28日まで。ぜひ今回、ご自身の手で縄を綯ったしめ縄で、新しい年を迎えてみませんか?
飾ったしめ縄は、お正月期間が過ぎても、1年中お部屋の中で飾ることができます。藁の色が青から茶色く変化していく様子も楽しめますよ!

クリスマスムードたっぷりの祝日ですが、かやぶき民家の佐藤家では「日本の年末」らしく、お正月の準備をして過ごしたいと思います。ご参加、お待ちしております!

佐藤家

<お正月飾り販売についてのお知らせ>
2016年用の山際さんのお正月飾り(神棚用の注連縄、玄関用の玉〆め)は、11月24日(火)から、オーダーを受け付けます。情報アップまで少々お待ちください。

 

12/6(日)土着ワークショップvol.12 竹細工・煮ざる 開催!

DWS12おもてhp1

今年も、竹細工の煮ざるづくりワークショップを開催します!(前回の煮ざるづくりの様子はこちら

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土着ワークショップvol.12 竹細工・煮ざるづくり

日時:2015年12月6日(日)10:00~12:30(終了予定)

場所:新潟市西蒲区岩室温泉666 KOKAJIYA2F「室礼」

※駐車場は「いわむろや」(西蒲区岩室温泉96-1)駐車場をご利用ください

講師:竹細工職人 阿部晋哉さん 参加費:4,000円(材料/講習費込 お菓子&お茶付き、当日支払い)

定員:10人

申込み方法:TEL 080-4051-1211(ぐみざわ)まで。

「12/6の土着ワークショップ参加申込み」とお伝えください。

【12/5現在 満席となりました。ありがとうございます!】

※お子様連れの方もお気軽にご相談ください

主催:Bricole、KOKAJIYA2F 室礼 協力:新潟市岩室観光施設いわむろや、灯りの食邸KOKAJIYA

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阿部さん

完成品

竹細工のなかでも基本の編み方「六つ目編み」。その基礎を学びつつ、機能的で、見た目にも美しい「煮ざる」をつくります。魚や餅を煮るためのざるとしてだけでなく、壁掛け飾りやお菓子などを入れるトレーにも活用できます。

講師の阿部さんは、別府の職業訓練校で竹工芸を学び、師匠について修得した技で、現在、新潟市西蒲区にて、網代(あじろ)編みの竹バッグや盛器、茶道具などを製作されています。繊細かつ丁寧な仕事ぶりが定評の職人さんです。そんな阿部さんに、初心者にもわかりやすく教えていただきます。

また、作業後のお菓子時間では、この時期の定番になりつつある、DAIDOCO特製シュトーレンがひと足先に味わえます。どうぞお楽しみに!

 

講師:阿部晋哉さん プロフィール

1982年 日本一竹製品産地の大分県、別府高等職業訓練校入校(竹工芸科) 修了後、県別府産業工芸試験所研修生(1年間) その後、網代編の名工・市原華雲斎氏に師事。 2001年、大分から故郷の新潟へ転居。新潟県クラフトマンクラブに加入。

 

来年1・2月には、竹細工の2回完結型ワークショップも企画中!HPなどで詳細発表予定。

シュトーレン

製作中

六つ目編み

DWS12うらhp1

Posted on 2015-11-09 | Posted in お知らせ, 土着ワークショップ [DWS]No Comments »

 

【土着ワークショップvol.11 干し柿づくり <前編>】レポート

11/8(日)、朝から冷たい小雨がぱらつく中、今年も「干し柿」づくりを行いました!

干し柿イメージ

会場のいわむろやでは、「暮らしのお楽しみ会」が催されいつものように賑わう一方、伝統文化伝承館では、「干し柿」という昔ながらの知恵が伝承されていくという、まさに“広く窓の開かれた”いわむろやならではの光景が広がっていました。

正面

柿の説明

ワークショップ<前編>では、皮むき~干し作業までを行いました。最初に、講師の高塚さん(新津のタカツカ農園)から、平種無し(ひらたねなし)という今回使用した品種の話、「渋(シブ)とは?」「渋を抜くにはどういう方法があるか」など、様々な柿にまつわるお話を聞きながら、皮むきのコツを学びました。

皮むき見本01

皮むき見本03

皮むき見本02

高塚さんは、地元小学校の子供たちに「野菜」や「菌」にまつわる教室を開いたり、秋葉区や三条で今話題の「森のようちえん」のお手伝いもされたりと、本業の米、柿づくりと加工といったお仕事以外にも、とても精力的に活躍されています。今年タカツカ農園では、強風のため、柿の収量が例年よりも少なくなってしまったそうです。それでも7000個の柿を干し柿に加工されたと伺い、農家さんはやはり単位が違う!と圧倒されました。

 

今回使用した柿は、昨年同様、巻の柿農家・三根山農園さんの柿。

巻の柿

柿農家の長津さん

園主の長津さんの元を訪れた際、「例年より1週間ほど色づきが早かったよ」とおっしゃっていました。ありがたいことに、300個以上(計70kg!)の柿をご用意いただきました。昨年よりも粒が大ぶり!!規格で言うと2Lサイズになるとのこと。(1個平均230g!)一見、素人目には立派に見えるこれらの柿も、実はB級扱いなのだとか…驚きです。そんな大粒の柿を会場に並べると、やはりすごいボリュームでした。

柿の1山

参加者のみなさんは、マイ包丁で一人14個(一山)をむき始め、一気に会場は集中モードへ。ガクの部分がきれいなお花の模様になると、干し柿としての仕上がりも綺麗になります。

みんなで皮むき

お子様もお母さんの皮むきを横でかわいらしく手伝っていました。

お子様も手伝い

集中モード

最初は慣れない手つきの方でも、だんだんと慣れてきてスピードも上がります。中には「まだやれます!」とおっしゃって下さる心強い参加者の方も…。「今日は一生分の柿を見たわ」とのお声もいただきました(笑)

会場では子供たちがワイワイと遊ぶ中、6ヶ月の赤ちゃんもママの背中で頑張っていました!

赤ちゃん

皮むき終了

おかげさまで、計300個以上の皮むき作業が1時間かからずに終了。その後、なるべく時間をあけずに、殺菌のための湯通し作業へ。

湯通し01

湯通しは、熱湯に20秒ほど入れ、すぐにすくいあげます。コツは、表面が殺菌できればよいので、ゆでてしまわないこと。何個も連続して入れると当然温度が下がりますので、時折お湯を足したり、沸騰まで時間をおいたりしました。

湯通し02

たくさん湯通ししていくと、液の色がどんどん茶色に。濃くなると、さらに紫色に近づくのだとか…。

色の変化

湯通し後は、干し場であるいわむろやの軒下へ移動。そんな時に雨が本降りになってきました。急げ〜!

移動

いわむろやの軒下は、海からの風こそ直接届きませんが、角田山・岩室周辺の山々を超え、風が吹き抜ける場所で、軒下も広いく雨に濡れにくい最適な場所です。

干し作業01

干し作業02

手元アップ

柿の干し方はいろいろありますが、「柿クリップ」という専用のクリップを使うと見た目にも綺麗に、柿の表面に紐などがあたることなく、干すことができます。クリップに1つ1つぶすっと挟んでいく感覚は何とも楽しく、みなさんの顔も嬉しそう。

干し作業04

干し作業03

そして、できあがったオレンジ色の柿ネックレスは、クリスマスのお飾りのよう!これから柿にカビが生えませんように、また鳥が食べませんように。そう祈り、会場を後にしました。

その後は、KOKAJIYA2Fの「室礼」へ移動してのお楽しみのランチタイム!

ランチ

今回のワークショップに合わせ、KOKAJIYAスタッフにご提案いただいたまかないメニューは↓

・塩と「きりあえ」でいただく新米ごはん(西蒲区産コシヒカリ)
・鶏モモ肉の酒粕コンフィ
・柿と柿の素のマリネ
・お味噌汁
・自家製羊羹
・柿茶

お弁当

お弁当2

すてきな六角形の箱に詰められたまかないを、みなさん美味しそうに召し上がっていました。最初から最後まで柿づくし!とっても楽しいワークショップとなりました。

ご参加下さった皆さん、高塚さん、長津さん、そして当日ご協力くださった関係スタッフの皆さん、ありがとうございました!!

 

<ワークショップ後談>
KOKAJIYAの軒下にも70個余りの柿を干しました。

KOKAJIYAの柿干し

KOKAJIYAの柿干し2

やはり、100年以上の時を経たこの建物に干し柿がさがっている風景が何ともいえずいいのです。

KOKAJIYAの干し柿

これから雪のちらつく日まで、冷たい空気にさらし、乾燥させていくと、だんだんと小さく、茶色くなっていき、その徐々に変わっていく様子もまた美しいです。

<後編>は手もみ作業。日程は後日、参加者のみなさまに個別にご連絡いたします。当日の模様はまたレポートしていきますので、どうぞお楽しみに!

昨年の手もみ作業の様子は、こちら

【11/19追記】
干し始めてから1週間あまりが過ぎました。天候が例年より暖かく、雨も多い状況が続いており、干し柿づくりにとっては条件の良くない日々が続いておりました。そこで、いわむろやとKOKAJIYAの干し柿は、より乾燥させるため、場所を移すことにいたしました。ご参加されたみなさんや、記事などを読んで岩室へお越しの皆様には、大変申し訳ございません。天候にはかないません。何卒ご了承下さいませ。

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「土着ワークショップvol.11干し柿づくり<前編>」
◇共催:新潟市岩室観光施設いわむろや、Bricole、KOKAJIYA2F「室礼」
◇協力:灯りの食邸KOKAJIYA、foodrop

Posted on 2015-11-08 | Posted in お知らせ, 土着ワークショップ [DWS]No Comments »