2017-10

11/23-26『ENZAの屋根裏縁日』開催!!@北方文化博物館・屋根裏ギャラリー

ENZAでの出会いから生まれた企画展
『ENZAの屋根裏縁日 by Bricole』開催のご案内

 ENZA縁日

「そこにあることを、自分ができることに変えていく」というテーマのもと、一つの場をぐるりと囲んで寄り集まり、ともに経験をしながら、個々の興味を深化させていこうと始まった「ENZA」。私たちブリコールは、ENZAの前身である土着ワークショップ、いろり座談会、KOKAJIYA2F 室礼での活動を通じ、これまで様々な「自らの手から何かを生み出す人達」と出会いました。

このほどブリコールの4年を振り返り、出会ったご縁のある方々の手から生み出された品々を集め、展示販売をさせていただく企画展『ENZAの屋根裏縁日  by Bricole』を開催いたします。ものとものを生み出す人、地域との関係性などに目を向け、「暮らし」のこれからについて思いを巡らす場を目指したいと考えております。

会期中、県内外の作り手による藁・竹細工、焼物、木工、農産物の展示販売に加え、2つのイベント(民映研『うつわ』上映会&トーク、民具の茶話会)、体験ワークショップ(麦わら、竹・藁細工、花活け)を予定しております。紅葉の美しい晩秋のひととき、北方文化博物館の屋根裏ギャラリーへ是非お運びください。

<開催概要>
●日時:2017年11月23(木・祝日)~26日(日)10:00~19:00
●会場:北方文化博物館 屋根裏ギャラリー
(〒950-0205 新潟県新潟市江南区沢海2-15-25)
●入場無料(無料駐車場あり/会場に近い「正面側」駐車場をご利用下さい)
※期間中北方文化博物館では、紅葉のライトアップを19時まで開催中!(入館料大人800円)

●主催:ブリコール
●後援:北方文化博物館
●問い合わせ:info(アットマーク)bricole.jp 080-4051-1211 桾沢(ぐみざわ)

=出品いただく人ともの=
● 山際辰夫さんの藁細工 玉〆め&注連縄飾り、鳥のしめ縄、箒類
● 山際ハツさんのイグサ細工、布草履
● 山上力さんのお米
● 阿部晋哉さん竹細工
● 成田文香さんの竹細工
● 「木工房きの」成田祥二さんの木工製品
● 「タカツカ農園」高塚俊郎さんの米、ジャムなど加工品
● 「越後みそ西」さんの味噌と味噌漬け
● 「伍竹庵」五月女大介さんの竹細工
● 「笑竹堂」三原啓資さん・萌枝さん夫妻の竹細工
● 「日知舎」のおえ草履(見本展示)
● 吉田明さんの焼物
● 入田正幸さんの焼物
● 「工房 るるの小屋」山崎修さんの木工製品
● 小林弘樹さんの雑誌『Life-mag』
● 「ブリコール」の本、古書、フリーペーパーなど

出品イメージ01

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=========会期中のイベント その1=========(※ゲスト敬称略)
=民映研による記録映像『うつわ』上映会&トーク=
11/23(木・祝)15:00~17:00
●参加費:1,000円(上映会+トーク)
●定員:30名程度 【要予約】

『わたしたちの身のまわりには、長い歴史の流れを受け継ぎながら、今に生きている生活文化がある。日本的なうつわ(食器)もそうである。その源流と展開を日本全域に訪ねた。』
――遠い昔から今日に至る「日本のうつわ」を全国26カ所を訪ねて追った民族文化映像研究所の映像作品『うつわ』を鑑賞した後、古陶・古窯を研究しながら「やきもの」の初源を見つめてきた吉田明氏に長年連れ添った吉田文子さんにお話を伺います。

うつわイメージ
●民族文化映像研究所作品『うつわ -食器の文化-』(1975年、41分)上映会
演出・姫田忠義 撮影・伊藤碩男 製作・小泉修吉 監修・宮本常一 音楽・林光 ナレーション・糸博

1976年日本の基層文化を映像で記録・研究する事を目指して発足し、計119本の映画作品を残した「民族文化映像研究所」。その発足前に撮影され、のちに研究所所長となる姫田忠義氏の師で民俗学者の宮本常一氏と、音楽家の林光氏が製作に関わった記録映画。この作品を契機に、後に「奥会津の木地師」「椿山~焼畑に生きる」という作品が生まれた。映像後半に出てくる解説の声は、宮本常一氏の肉声。また冒頭の与那国島でクバの葉で湯を飲んだり、加曽利貝塚で縄文土器で粟を煮て食べている男性は姫田氏本人。

 

●アフタートーク「吉田明さんのうつわ」
ゲスト:吉田文子(ギャラリーやきもの語り 吉田明作品館)
聞き手:桾沢厚子(ブリコール)

【プロフィール】
吉田明
1948年青梅市生まれの陶芸家。焼物の原点を見つめ朝鮮古陶、古窯を踏査、研究。奥多摩を拠点に三島、粉引、刷毛目、白磁、唐津など多彩な技法と発想で作陶。2005年十日町へ移住し「妻有焼」を興すも2008年惜しくも急逝。

吉田文子
1946年東京生まれ。1991年八王子にギャラリー「陶泉房」を開く。94年青梅へ移り、翌年吉田明と弟子達の作品を扱う「陶房 吉田」と「やきものショップ 陶」を経営。その傍ら居酒屋「すいとん屋」の女将もこなす。2006年十日町へ移住。現在、吉田明という人間や作品の伝え手として活動。

 

=========会期中のイベント その2=========(※ゲスト敬称略)
民具の茶話会イメージ

=民具の茶話会=
11/24 (金)14:00~15:30
ENZAの屋根裏「縁日」記念座談
~新潟の民具について語ろう~
●参加費:800円(お茶菓子代込み)
●定員:20名程度 【要予約】
 

わらや竹の民具を中心に、北方文化博物館にある道具も含めた「新潟の民具」のお話を座談者たちに伺います。

座談者:五十嵐稔(新潟県民具学会会長)、田中茉莉恵(北方文化博物館)
聞き手:桾沢厚子(ブリコール)
※13:00~14:00藁細工職人・山際辰夫さんによる「注連縄(しめなわ)づくり」実演も行います

【座談者プロフィール】
五十嵐稔
1931年三条市生まれ、同市在住。県立三条実業高等学校卒、三条市役所勤務、退職時三条市立図書館長。現在、新潟県民具学会会長、日本民具学会評議員、古々路(ここじ)の会代表。『三条市史』『新津市史』ほか多数の新潟県内の市町村史の調査・執筆を手掛ける。

田中茉莉恵
1982年三条市生まれ、同市在住。新潟大学教育人間科学部芸術環境創造課程でピアノと音楽マネージメントを学ぶ。2007年より北方文化博物館に勤め、現在総務と学芸を兼務。地主伊藤家が遺したものと来館者をつなぐ企画を実施。

=========会期中の体験ワークショップ=========
ENZA の縁日ワークショップ
◆11/24(金)10:30~12:00、15:30~17:00のうち随時
【ストロー細工】わら馬
麦わらを使って、馬のオーナメントをつくります。お守りにしてもかわいいです。
わら馬
【参加費】500円
【案内役】山下真有さん
新潟市東区在住。北欧工芸ヒンメリに出会い、仕事の傍ら自宅にて製作をしている。2017年3月、北欧工芸研究会設立。

◆11/25(土)10:30~12:00、13:30~15:30のうち随時
【竹細工】六つ目編み
竹細工の基本の編み方の一つ、六つ目編みで好みの形のオーナメントをつくります。
六つ目あみ
【参加費】500円
【案内役】成田文香さん
新潟市西蒲区在住。1984 年生まれ。別府の大分県竹工芸訓練センターで竹細工の技術を学び、2013年に家族で新潟市へ。現在、阿部晋哉氏の工房に通いながら作品製作に取り組む。

◆11/26(日)10:00~12:00
【わら細工】カマダイ
カマダイとよばれる鍋敷きをつくります。
かまだい
【参加費】大1,500円 小1,000円
【案内役】桾沢厚子(ブリコール・ENZA世話人)
新潟市東区在住。2013年にカマダイと出会いその造形美に惹かれ、藁細工職人の山際辰夫さんの元へ通うようになる。以後、藁細工に触れてもらうワークショップなどを開催。

◆11/26(日)13:00~14:30
【花活けパフォーマンス+ワークショップ】
客人をもてなす花活けとは? 花と向き合い「見えない心」を花に託す。その方法を独自に深め磨いてきた花人・佐藤るみ子さんにコツを伝授していただきながら、じっくり自分の心と向き合う花活け体験を行います。
※作品はお持ち帰りいただけます
花活け
【参加費】2,500円(うつわ代込み) 【定員】10名【要予約】
【持ち物】花ばさみ又はたちばさみ(持っている方)
【案内役】佐藤るみ子さん
三条市居島「フローリスト・ルミノ」の店主。40年近く花に携わり、芸術や文化への深い造詣に裏打ちされた、儚さと強さが同居する独創的な表現で花生けを追求し続けている。

 

※参加費は材料費込み。
※材料がなくなり次第終了となります。
※【要予約】の回以外は、直接会場へお越しください。
※同時に作業できる人数を超えた場合、お待ちいただくかもしれませんが、その際はご了承ください。

◆ご予約:お問い合わせ先:080-4051-1211  
info(アットマーク)bricole.jp 桾沢(ぐみざわ)まで

チラシ01

チラシ2

 

11/5 (日)ENZA Workshop-#005「干し柿」開催!【参加者募集中】

enzaw005hoshigaki

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ENZA Workshop#005 「干し柿作り」(HOSHIGAKI)  
前編「皮むき&干し作業」

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「そこにあることを、自分ができることに変えていく」というテーマのもと、一つの場をぐるりと囲んで寄り集まり、ともに経験をしながら、個々の興味を深化させていこうと始まった「ENZA」。ENZAの活動の一つ「ワークショップ」シリーズも、はや5回目となりました。1回目のワークショップが干し柿でしたので、1年はあっという間ですね。

今年は、参加者の方にご自宅へ一部お持ち帰りいただき、新たに干し場を変えての実験も織り交ぜた形でワークショップを行いたいと思います。岩室温泉のKOKAJIYAの軒下に柿を干すようになって5年目。晩秋の「干し柿ワークショップ」もすっかり恒例行事になりました。これまでの干し柿づくりの経験をシェアしながら、美味しい干し柿を一緒につくりましょう!

なお当日は、いわむろやにて「そば祭り」も開催中です。お昼にお蕎麦+足湯はいかがでしょうか? にぎやかな一日になりそうです。

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◇日時:11月5日(日) 13:00~15:30

◇会場:いわむろや 伝統文化伝承館

(新潟市西蒲区岩室温泉96-1) ※無料駐車場あり

◇参加費:3,000円

(前編+後編、自宅実験用渋柿6個クリップ付き+後日干し柿10個+「干し柿のしおり」とお茶菓子付き) 
※学生は半額の1,500円
※中学生以下参加無料(干し柿ご希望の方には別途料金をいただきます)

◇持ち物:エプロン、ハンドタオル、使い慣れた包丁、(屋外作業があるため)温かい服装

◇定員:10名程度

<全体工程>
●前編(11/5):皮むき&干し作業、渋柿6個と柿クリップ持ち帰り 干し場はKOKAJIYAを予定。
●後編(次回):干し柿回収&手揉み作業
(干してから約4週間後を予定。開催日は追ってお知らせいたします)後日、完成した干し柿10個をお渡しします。

お申し込み・お問い合わせ:080-4051-1211 info@bricole.jp 担当:桾沢(ぐみざわ)

「お名前、人数、ご連絡先」をお知らせ下さい。
※お子様もご一緒に参加できます。お申し込みの際、ご相談ください。

◇主催:Bricole
◇協力:NPO法人いわむろや

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ENZA Workshop#001 の干し柿づくりの様子より。

●今回もKOKAJIYAの軒下を干し場の一つとします↓
干し場

●談笑しながら、たくさん皮むきをしました。慣れてくると綺麗にできます↓
(この時の会場は西区の旧武田家住宅)
皮むき

●後編(約4週間後)の手もみ作業↓
手もみ作業

●完成した干し柿↓
干し柿

●今年も巻の三根山農園の長津さんの渋柿(種類は、おけさ柿、平種無し)を使わせていただきます↓
おけさ柿

過去のワークショップレポートはこちら
【2016年】 ENZA Workshop#001  干し場A「旧武田家住宅」 干し場B「KOKAJIYA」 
【2015年】 土着ワークショップ vol.11 <前編><後編>
【2014年】 土着ワークショップ vol.6 <皮むき&干す><手もみ><完成>

Posted on 2017-10-06 | Posted in ENZA(えんざ), お知らせNo Comments »