2013-12

【注連縄、玉〆め】オーダー販売します(予約は12/20まで)

クリスマスと忘年会シーズン真っ最中ですが、「室礼」では、冬を想う静かな時間が流れています。
このたび、来る新年への希望を込め、ワラ細工職人 山際辰夫さん(黒崎民具保存会・会長)の
お正月飾り「注連縄(しめなわ)」と「玉〆め」
をオーダー販売させていただくことになりました。

実物は「室礼」に本日15日(土)から展示しますので、ぜひ見にいらしてください。
予約受付は20日(金)までと、あまり日がありませんが、
新しい1年が山際さんのお正月飾りとともに始まれば素敵だなと思い企画しました。

「山際さんのお正月飾り制作模様」については、こちらをご覧ください。

【価格】
●注連縄 主に神棚用に
1尺5寸(約45cm)・・・・2,000円
1尺(約30cm)・・・・1,500円

注連縄

●玉〆め 玄関や鏡餅の周辺などに (←12/17までの注文で終了となりました。)
小(約10cm×約30cm)・・・・900円
大(約15cm×約40cm)・・・・1,500円

玉〆め

「注連縄」(1尺5寸)と「玉〆め」(小)
注連縄と玉〆め

ぎっしりと密な縄に、大黒米を使った頭飾りが凛とした印象
注連縄ななめ

手作業でつくったワラ縄を丁寧に結ぶ。金銀の水引も紅白に変更できます
玉〆め結び

【玉〆めに関するオプション】
オーダーメイドなので、ご希望の色が選べます。
特に希望がなければ、「赤い紙垂、金銀の水引」の組み合わせとなります。

●紙垂(しで・・・下に垂らしている1対の紙の部分)の色
[1赤、2白、3紅白]のどれか
●水引(みずひき・・・飾り紐)の色 
[1金銀、2紅白]のいずれか(2紅白は[下の写真左])

オプション

さらに「もうひと飾り欲しい」という方へ
●山際さんオススメの飾り付き[上の写真右]
リボンもしくは、リボン花付き(山際さんにお任せ)

【オーダー方法・お問い合わせ】
以下のメールか電話のいずれかでご予約ください。予約受付は、【12/20(金)まで】です。

※12/20でご予約を締め切らせていただきました。ありがとうございます。


●メール [info@bricole.jp]

<記入事項>
お名前、(郵送希望の方は)ご住所、お電話番号、希望の商品名(大きさ、オプションなどについても明記)、受取方法(室礼か郵送か)
その他ご要望などあればお書きください。

●電話 [080-4051-1211]

担当:桾沢(グミザワ)まで。

【受取方法】
お受け取りは、12月25日(水)以降となります。
順番に作成しますので、日程はお返事の際にお伝えします。

●「室礼」(新潟市西蒲区岩室温泉666 KOKAJIYA2F)でのお渡し
お会計はお渡しの際にさせていただきます。
●郵送によるお届け
郵送をご希望の方には、振込先をお知らせいたします。(送料は実費となります)
お振込が確認でき次第、丁寧に梱包してお送りします。

【ご連絡事項】
●一つずつ手作りのため、多少大きさが変わります。
●材料がなくなり次第、予約の受付を終了します。
●オーダー順、かつオーダーをいただいてからの制作となりますので、
お届け日がご希望に添えない場合がございますことを予めご了承ください。

Posted on 2013-12-14 | Posted in お知らせ, 注連縄・しめ飾りNo Comments »

 

山際さんの注連縄(しめなわ)と玉〆め

10月の土着ワークショップvol.1で「ワラ細工でカマダイづくり」を教えて下さった
黒崎民具保存会・会長の山際辰夫さん。

12月某日、山際さんが夏頃からコツコツ作っている“お正月飾り”の作成現場をのぞきに、
新潟市西区のご自宅隣りの作業所にお邪魔してきました。

注連縄と玉〆め

毎年、近所や地元の方からの完全オーダー制で計130個以上(!)作るのが、
神棚用の注連縄[写真右上]と玉〆め(玉飾り)[写真左下]と呼ばれるお正月の飾り。

作業所の山際さん

【以下、注連縄作りの様子がつづきます】
まず材料のワラとワラで作った芯を準備します
ワラを準備
ねじりながら、2つのワラ束を交差させていきます
縄づくり
このとき足でおさえるので、裸足での作業!(寒いです)
あるところまで編むと、ワラで作った芯を入れ込みます
編む

ワラ束をよる
太くなったワラ縄にさらに、ワラ束を巻き付けます
芯を入れる
神棚の大きさに合わせたサイズ(1尺〜3尺まで)をお手製の竹の定規で確認
最後のワラ束を巻く
最後に飾りのパーツを付け、ワラ縄で縛り、紙垂(しで)をつけて完成!
大きさを見る

材料の稲は、ご自身の手で一から育てていて、まだ青いうちに刈り取り、ワラ細工用に干して加工して使っています。ご自身で材料を作っているからこそ、「量をケチらずふんだんに、ぎっしり使う」というのが山際さんの注連縄づくりのモットーだそう。確かに、ぎっしり、しっかりしています。

注連縄の頭に使うのは、実が丸くて、真っ直ぐに立った“大黒米”。また玉〆めの尾っぽの部分には、ヒゲの付いた“赤米”を使っていますが、どちらもご自身で栽培されたもの。ここにも山際さんのこだわりが…。毎年、使う分だけの種籾を残して、また来年に綿々と繋げます。ここまで一貫したものを、思い切った使い方をする古代米のあしらいはスーパーや産直販売所で店頭に並ぶ飾りではあまり見られないものです。

来年用の種籾
↑来年用の種籾。左から赤米、黒米、大黒米、黒米(種なのでこれだけの分量でいいようです!)

ワラのギッシリ感や安定感を感じさせる、凛とした注連縄。素朴でありながら、ワラ縄や結びなど、繊細な技術が光っている玉〆め。どちらも長年、このお正月のワラ細工を30年以上作り続けてきた山際さんの、またその山際さんさんに技術を伝えた先人たちの思いがしっかりと乗った重みのある作品だと思います。山際さんの「毎年、これがあるから生かされている。生き甲斐なんだ」という言葉がとても印象的でした。

今回、こちらの注連縄と玉〆めを、オーダーメイドで販売させていただくことになりました。
実物が気になる方は、「室礼」に15日(土)から展示しますので、ぜひ見にいらしてください。
オーダーの受付は、12月20日(金)まで。
メール[info@bricole.jp] か 電話[080-4051-1211]
(担当:グミザワ)にてご連絡ください。
山際さんのお正月飾りで、清々しい新年をお迎えいただければ嬉しいです。

※商品の詳細、オーダーについては、こちらをご覧下さい。
※予約受付は終了しました。ありがとうございます。

価格はこちら↓
●注連縄
1尺5寸(約45cm)・・・・2,000円
1尺(約30cm)・・・・1,500円

●玉〆め
小(約10cm×約30cm)・・・・900円
大(約15cm×約40cm)・・・・1,500円

注連縄全体

注連縄部分

玉〆め

Posted on 2013-12-14 | Posted in お知らせ, 注連縄・しめ飾りNo Comments »