室礼について

shituraiとは

「小鍛冶屋」の愛称で呼ばれてきた元民家。
その2階に家の奥様が、芸妓さんや地域の方にお茶やお華を教えていた部屋があります。
床に据えられた炉釜や「勉強室」の札など、往時の記憶が部屋の端々に残っています。

「主が客をもてなす。礼を尽くすこと。」
岩室の地に脈々と受け継がれてきたであろう精神を、
丁寧に、くらしの実践をもって教えてこられた場所でした。

平安時代、宴や儀式など、 ハレの日に貴族たちが
邸宅の室内を調度(生活道具)で装飾することから始まったといわれる古くからの「しつらい」。
この行為の背後には、 「客人(マレビト)を迎え、送る」精神があります。

この言葉になぞらえ、小鍛冶屋2階のスペースは「室礼(シツライ)」と名付けられました。

「室礼」では、先人・先祖の紡いだ文化、生活を取り巻く自然、訪れた人々―
様々なものを「客人(マレビト)」として捉え、
「迎え」「もてなし」また「送る」プロジェクトを進行させます。

先人と自然と人々への感謝と礼を深め、
客人を「迎え・送る」というこころの灯を繋ぐ場所となるよう、
しつらい(イベント・ゲストシンポジウム、展示、インスタレーショ ン、物品販売)を重ねていきます。


「室礼―シツライ―」
http://shitsurai.bricole.jp

〒953-0104 新潟市西蒲区岩室温泉666 KOKAJIYA2F
TEL 0256-78-8781(KOKAJIYA共通)
営業時間 喫茶室=14:30~21:00 ギャラリー/イベントスペース=展示・開催内容により異なる
火曜定休

企画・運営:Bricole(ブリコール)
企画協力:山倉あゆみ(foodrop)
「室礼」ロゴ:華雪(ロゴについてはこちら
フリーペーパー写真協力:Tango
テキスタイル協力:F/style