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土着ws vol.3 うめしごと01 青梅シロップ&梅味噌づくり レポート<後半>

後半では、うめしごとの作業をレポートしていきます。

作業開始

まず、「梅シロップ」を作ります。

1)傷のある梅を除き、流水で洗ってザルにあげ、清潔な布巾でしっかり水気をとります。

2)ガラス瓶をアルコールスプレーで消毒してよくふき取り、梅のへたとりを竹串でおこないます。
この時梅の実に傷がつかないように注意します。

へたとり

交互に入れる

3)瓶に梅を入れ、1/3程度入れたら今度は氷砂糖を同じくらいのボリュームでいれます。
これを交互にやります。これで仕込みは完了です。

こどもさん01

この作業は本当に簡単なので、お子さんと一緒にできます。とっても楽しそう!

こどもさん02

仕込み完了

4)常温保存して、水分が3日ほどで出てくるのでそうしたら、1日に1,2回瓶をゆすって混ぜるようにとのこと。1週間~10日ほどで透明のエキスがたっぷり出てきて、2週間目くらいから飲み始められます。

5)だんだんと発酵してくるので、放っておかずに、時々蓋を開けてガス抜きをするといいようです。1ヶ月半ほどで梅は取り出します。取り出した梅は、お湯で煮詰めて柔らかくして食べることもできるようです。

6)そのうち、しゅわしゅわと泡立って発酵が進んできたら、鍋に移して一度沸騰させ、清潔な容器にまた保存すればよいとのこと。

和気あいあい

これだけの人数でやると楽しいです。講師の佐藤が「わいわい昔は井戸端会議するみたいに地域のお母さんたちが毎年梅仕事をしていたんですよね」と言っていたように、ここにもそんな和気藹々な空気が流れていました。

続いて、梅味噌の作業へ。

1)〜2)まではシロップと同じ。

味噌

みそと梅

梅に砂糖

3)消毒した瓶にまず味噌の層をつくり、梅、砂糖の順に入れていく。これも何度かくりかえし、最後は味噌をかぶせて蓋をします。最初は常温保存でよいそうです。

梅味噌完了

4)数日して水分が出てきたら、清潔なヘラで全体をかき混ぜて、冷蔵庫で保存します。1〜2ヶ月ほどで食べられます。

たくさん作って保存しておく場合は、完成した梅味噌の梅を取り出し、ステンレスかホーローの鍋に味噌を入れ火にかけて、いったん煮詰めます。そして、清潔な容器に入れて保存すればよいとのこと。

梅味噌に使った梅は、そのままお酒のおつまみにもなったり、梅ランチにあった、刻んで炊きたてごはんと混ぜて、梅味噌とともに焼きおにぎりにもできます。

作業終了

作業を終えて、みなさん一斉に撮影タイム(笑)古民家KOKAJIYAには、撮影スポットがいっぱい。みなさん思い思いの場所に仕込んだ瓶を並べて写真を撮っていました。

梅ジュース

撮影の後は、レストランの大テーブルで冷たい梅ジュースをいただきながら、保存の仕方やその後の楽しみ方のレクチャーを受け、あっという間の2時間半でワークショップは終了です。

ひと休み

そして最後は集合写真!

集合写真

みんな同じ材料なはずなのに、既にそれぞれが違う梅の瓶。自宅に持ち帰り、仕込んだものとどう付き合ってゆくのか、それが保存食の醍醐味でしょうか。これからが本番かな?とも思いました。

なかなか奥の深い“保存食づくり”。四季の移り変わりや、作物の恵み、時間の経過とともに変化すること、手間をかけること、そしてそれらを楽しむこと。暮らしの中の大切なことがいっぱい含まれているような気がします。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
ぜひfacebookやメールなどでも、経過をお知らせいただけると嬉しいです。

次回土着ワークショップは7月。
「うめしごと02 黄熟梅を使った梅干しづくり」を予定しています。ご参加お待ちしております!!

<おまけ> 梅ランチづくりの舞台裏より。

炊きたて

炊きたてのご飯に、刻んだ味噌漬け青梅が混ざったところ。
山倉曰く、「実は自分的に今回のワークショップでナンバーワンの至福の瞬間は、梅味噌を作ったあとに出る、味噌漬けの青梅を刻んだものを、炊きたてごはんに混ぜた瞬間の香り!!ぶわっと梅と味噌と、白米の香りがぶわっと!!もうこれは最高ですよ。幸せの香りすぎる。」とのこと。確かに、ほんといい香りでした。ぜひお宅でも作って味わってみてください!

バーナー

焼きおにぎり

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「土着ワークショップvol.03 うめしごと01」
新潟市シティプロモーション認定事業 『にいがたアグリピクニック』 事業者:foodrop