お知らせ

【レポート】土着ワークショップvol.13  藁細工/鳥のしめ縄

昨年の12/23、西蒲区福井にある旧庄屋佐藤家にて、13回目の土着ワークショップを行いました。今回初めて挑戦したのは、稲藁を使った「注連縄(しめ縄)」づくりです!

下げ飾りつけ

チラシ画像

毎年、年末になると、スーパーなどに並ぶ神棚用の「注連縄」やお正月用の「しめ飾り」。新年を迎える際の当たり前の光景ですが、先祖や神様の存在を重んじたり、お神酒や供え物ともに、年神様や土地の神様を家に迎え入れたりすることは、日本人が昔から大事にしてきた精神性が表れていて、とてもすてきな風習だと思います。

注連縄とは、神を祀る神聖な場所を他の場所と区別する「結界」の機能をもつもの。8世紀初めに編纂された日本最古の歴史書『古事記』の中に「しりくめなわ」(尻を編んだまま切らないでおいた縄)という、「しめなわ」の大元となった言葉が出てくるほど、古くからあるものです。「外から悪いものが入らないように」と願いや祈りを込め、一般的に稲わらを左周りに縄綯いしてつくられます。その形も、ゴボウジメ、ダイコンジメ、ワカザリ、タマカザリ、マエダレなど(※森 須磨子「しめかざりのかたち」/『民藝 特集:しめ縄 673』より引用)、地域によって本当に様々な形があり、そのバリエーションを見ると、地域性や人間性、個性の違いなどを感じ、とても面白いです。

藁細工職人の山際辰夫さんのお宅に初めて伺った時、山際さんお手製の注連縄と玉〆めを拝見して以来、私(桾沢)はすっかりその魅力に取りつかれてしまいました。注連縄を、年初に玄関に飾ると、心がしゃんとして、お正月が終わっても家の中で飾り、時々それを見ると、日々の忙しさに忘れてしまいそうな「感謝」の気持ちを自然と持てる、不思議なスイッチのようなものだなと感じています。そして、そんな注連縄をいつか自分の手で作りたいと思い、2年越しで今回の企画に至りました。山際さんの注連縄は、素人が作るにはハードルが高いため、入門として「鳥」の形を選びました。鳥の注連縄は、高千穂や広島県のものなどを参考にしてつくりました。

さっそくワークショップの様子をお伝えしていきます。
新潟市内はもちろん、上越、三条、五泉、遠くは山形県鶴岡市から参加してくださった皆さんとともに、佐藤家の囲炉裏のある空間で、山際辰夫さん・ハツさんご夫妻を講師に作業をスタート。

山際さんご夫妻

いろり

材料の稲ワラは、山際さんの田んぼで青刈りしたワラを使用しました。

ワラ

自己紹介のあと、さっそく縄に膨らみを持たせるための「芯」づくりから始めました。

あいさつ

3本の縄を綯うためには、3本の芯が必要です。ワラくずを適量とり、イグサを1本紐代わりにして、巻き付けていきます。

芯づくり

いぐさ

芯づくり2

芯づくり3

真ん中部分が分厚くなるよう、厚みを調節するとともに、なるべく表面が凸凹にならないよう均一に、イグサを巻き付けていくことがポイント。イグサを使う理由は、草の太さが均一で、少し湿らせば、しなやかな紐として使い易いからだと言います。

芯の次は、鳥の頭と尾っぽの間を結ぶ縄をつくるため、「縄綯い(通常の右綯い)」を学びました。

縄綯い

縄綯い2

縄綯い3

「縄を綯う」行為は、頭で考えるよりも、手と足を使って慣れた方がはやく覚えられるようです。

ハツさん

熱心に縄綯いを教えていらした山際ハツさんが、「わたしらは、家が農家だったから、冬は縄綯いがみんなの仕事。現金収入のために、学生の頃から手伝わされたの。1本何十mってやるもんだから、縄綯いなんて、身体にしみついているだわねぇ。」とおっしゃっていたのが印象的でした。

すでに縄綯い経験者の方もいらして、慣れた手つきで綯っていらっしゃいました。

なわない

なわない2

まずは、やりやすい「右縄」の綯い方をマスターしてしまえば、これから行う注連縄の「左縄」も、逆方向に手を動かすだけなので、分かりやすくなると考え、この順番にしました。

わらい

なわない4

なわない3

縄綯いは、最初こそ手こずりましたが、みなさん、途中からはコツを掴み、リズミカルに縄を綯っていました。手が乾燥しているとすべって縄は綯えません。時折、水をつけ、撚りをかけながら、右回りに2本のワラ束を綯っていきます。ワラ束が細くなってきたら、数本を足して続きから綯っていきますと、長い縄の完成です。

続いていよいよ、「注連縄」の縄綯いに入ります。

しめなわ見本
 
太さを均一にするため、同程度のボリュームのワラ束を3つ用意します。

2本結ぶ

そのうちの2つを先から10cmほどのところで麻ひもで固く結びます。

左縄見本2

そして、足でその結んだ部分をしっかりおさえながら、両手を使って、2つの束それぞれに撚りをかけながら、左周りに交差・回転させます。

左縄見本3

次に、作っておいた芯を2本とり、それぞれの束の中に包むように覆い、そこへまた撚りをかけながら、左回りに交差・回転させます。
この撚りをかけながら、左回りに交差・回転を繰り返すと次第に縄はできあがっていきます。途中、芯をはみ出ないように隠しながら、上手に撚りをかけていくと、縄表面の仕上がりがきれいになります。

左縄見本4

左縄ない

左縄ない2

左縄ない3

こうして、尾っぽ側からスタートした縄綯い作業を、鳥の首部分でストップし、適当な場所で麻ひもで縛ってとめます。

親子で

3本目

この左縄の骨格(2本の縄綯い)ができたら、そこに、もう1つのワラ束を絡み付けていきます。まず、尾っぽの先端部分に新たな束の端を合わせ、先ほどの2つの束を麻ひもでとめた位置で再び強く縛ってとめます。そして、芯を入れつつ、撚りをかけて、最初に綯った縄に巻き付けていきます。このとき、巻き付けが甘いと緩んだ注連縄になってしまうため、しっかりと力を入れながら、強く巻き付けます。こうして、注連縄部分は完成。

頭でしばる

頭曲げる

首の付け根部分を麻ひもで縛り、頭の部分は、全部のワラ束を鳥の頭をイメージして折り曲げ、口ばしのあたりでまた縛ります。こうして、鳥の胴体部分は完成です!

鳥の形

鳥の形検討

山際さんは、この「注連縄」づくりのプロ。一見すると、稲わらが「ずりずり」っと自然と手の中で縄になっていくような感じなのですが、触るとしっかりと強く撚りがかかっていて、手や足、全て動きに無駄がありません。30年以上も作り続けている経験が、この「音」と「動き」に凝縮されているのだなと改めて感じます。

しめなわ縄綯い

さて、残るは、足となる「下げ飾り」2つを作るのみ。

下げ飾り

下げ飾りは、足の長さの2倍の長さのワラ束を用意し、真ん中に芯となる短い縄を置き、均一にワラで包み隠し、その中心部分をしっかり紐で縛ります。その後、バナナの皮をむくように、周囲のワラを折り曲げていき、適当な場所で飾り紐(赤い絹の紐)で縛って、仕上げます。

赤い紐

尾と頭つなげる

鳥の尾っぽ、口ばし、足の先を好きな長さや角度で切りそろえます。最初に綯った縄で、尾っぽと頭部分を結んでつなぎ、好きな位置で固定します。

頭調整

下げ飾りつけ

最後に、ボンドで「下げ飾り(足)」を好きな位置に挿んで固定し、鳥の注連縄の完成です!

完成

記念撮影

ここまで3時間弱かかりました。みなさん、初めての挑戦でしたが、お一人お一人思いのこもった、すてきな鳥の注連縄ができあがりました!お疲れ様でした。

柚餅子

終了後には、福井の名物郷土菓子「本間屋の柚餅子」をそれぞれお持ち帰りいただきました。

柚餅子といろり

満足そう

きっと、みなさん充実した年末・年始を過ごされたことでしょう。この注連縄飾りは、お正月期間を過ぎても、部屋に飾ってずっと楽しむことができます。ご自身で稲穂を尾っぽに加えるなど、アレンジされた方もいらっしゃいました。それぞれのご家庭で、「鳥の注連縄」が、厄を払い、家の守り神のような存在になってもらえたら幸いです。

参加者のみなさん、山際さんご夫妻、珈琲を振る舞って下さった山上さん、そして、会場を貸して下さった佐藤家保存会の皆さん、本当にありがとうございました!!

※講師・山際さんのライフワークである「注連縄づくり」についての記事が新潟日報(12/18、夕刊)に掲載されました!後日、お宅を訪ねると、記事が額に入って飾られていました。

記事
【「いい記念になった!」と嬉しそうに語る山際さん】

 

【レポート】土着ワークショップvol.11 干し柿づくり <後編:手もみ>

干し柿づくり<後編:手もみ> レポート

昨年の11/8に<前編>の皮むき&干し作業を終えた「干し柿づくり」。その後、1ヶ月あまりが経過した12/13、室礼にて<後編>の「手もみ」作業を行いました。

手もみ全体てもと

干し柿手もみ前

前編でいわむろやとKOKAJIYAの軒下に干した柿でしたが、干した当日が雨、その後もじっとりとした雨や曇りの日が続き、10日ほど経つ頃、一部の柿にぽつぽつと黒いカビが・・・。

この冬はいつもに増して暖冬、気温の高さと湿度のせいで、柿の表面のじめじめ状態が続いていたのが、柿のコンディションを悪くさせていたのでしょう。さらに柿の大きさも前回の1.5倍!(2Lサイズ)ということで、そもそも柿自身の水分も多かったことが影響したのだと思います。

カビを発見してからすぐに、柿を回収。場所を移して、アルコール35度の焼酎(ホワイトリカー)に1つ1つ浸して(殺菌のため)、干し直しました。それでも半分位の柿がダメになってしまい、なくなく処分することに。干し直すことができた柿は、1週間ほど屋根のある風通りのいい場所で、扇風機の強風を当て続けました。

すると、表面が乾いてきてカビは目立たなくなり、全体が茶色く縮みながら、徐々に干しあがっていきました。カビは水分がないと増えないので、こうなるともう安心。今回、予想外の天候に戸惑いましたが、なんとか柿の全滅を避けることができました。

干し直しをしてからも、ほぼ雪がなく、例年にない暖かさが気がかりでしたが、少しずつ柿も乾いていきました。そして、干し直しから3週間過ぎて、ようやく<後編>の手もみ作業に入ることになりました。

12/13、室礼に集まった参加者のみなさんと、さっそく作業を開始。表面が乾いて硬くなった干し柿を、表面が破れない程度に手で一つ一つ丁寧に揉んでいきます。

手もみ全体風景

手もみアップ

取り出す

手もみをするのは、干し柿の表面に白い粉(糖分)を発生させるため。このひと手間を加えることで、口に入れた時の甘さや味が全然違います。

手のアップ

講師の高塚さんのお話では、柿を揉むことで、中の方に凝縮されていた糖分が表面の方に移動、散らばり、やがて表面で冷やされ、その糖分が結晶化して白い粉となるんだそうです。

手もみ作業

20回くらい押していると、だいぶ柔らかくなり、甘さもしみ出しやすくなるような気がしてきます。そして揉んだ後の柿は、形を整え「ツボ型」にして、再び干します。

おしゃべり2

おしゃべり

和気あいあいとおしゃべりしながら行うと、あっという間に作業は終了していました!

参加者のみなさん、口をそろえて「皮むきや干す作業よりも、手もみ作業の方が楽しい」とおっしゃっていました。「これがやってみたかった」「柿の肌触りが気持ちいい」とも。

試食

最後に、手もみ前の干し柿を少しずつ試食してみました。既にとっても味が濃く、甘い干し柿になっていました。お茶との相性も最高です。これが白い粉が吹くと、さらに美味しくなるはず…。そんな完成を楽しみにしながら、再び柿たちを干場へ移動しました。

〜後日〜
<干し柿、いよいよ完成>

干し柿完成

12/13に手もみを終えた柿は、年末になってようやく白い粉が生え始め、年をまたいで、1月に入り全体が白くなってきました。こうなるともう食べ頃のサイン。

干場全景

干し柿全景2

実は今回、一部手もみしないものを残し、手もみしたものと比べると明らかにその違いがでました。

手もみの有無の違い
【左が手もみなし、右が手もみしたもの】

手もみしたものは白く、手もみしていないものは、ほんの少ししか白い粉が吹きませんでした。これで、手もみの効果をはっきりと確かめることができました。

その後、参加者のみなさんに完成した干し柿をお渡しして、11月から2カ月に渡って続いた今回の「干し柿づくり」も無事、終えることができました。

干し柿は、そのままでは苦くて食べられない渋柿を、自然の力(風や気温の低さ)を巧みに利用し、保存がきき栄養価も高く、かつ美味しい食べ物に変えるという、先人たちが編み出した生活の知恵です。

地域によっては、お正月の年神様への供え物の中にも、串柿(干し柿を串にさしたもの)が見られますし、柿に関する民俗・風習には他にも、「キマブリ(木守り/きまもり)」といって、「来年も実が沢山なるようにと、柿の木の実を1つだけ残す」風習や「成木責め(なりきぜめ)」といって小正月に「柿の幹を傷つけ、お粥をそこに塗って、今年もしっかり実をつけろよと、木に語りかける行為」などがありました。また、柿の利用法(柿酢、柿渋、柿の葉など)や、それぞれの加工・料理のし方などを掘り下げていくと、さらに「柿を楽しむ」可能性は広がってくると思います。

今回の干し柿づくりでは、当たり前ながら、作り手がその年の天候や干す場所の特性を考慮し、ちゃんと手をかけないと失敗してしまうものなのだということを学びました。この経験を生かし、今年もまた「干し柿づくり」に挑戦していきたいと思います。

途中、柿を見守ってくださったKOKAJIYAのメンバーや、<前編>で会場の協力をいただいた「いわむろや」、講師のタカツカ農園の・高塚さんに改めて感謝いたします。

最後に、参加者のみなさまにはご心配をおかけしましたが、気長に完成までお付き合いいただき、ありがとうございました!!ぜひ、またご家庭でもやってみて下さい。そして、干し柿の美味しい料理法などがあれば、ぜひ教えていただければと思います。

干し柿アップ

<前編>のレポートはこちら
2014年の干し柿<手もみ>については、こちら

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「土着ワークショップvol.11干し柿づくり」
◇共催:新潟市岩室観光施設いわむろや、Bricole、KOKAJIYA2F「室礼」
◇協力:灯りの食邸KOKAJIYA、foodrop

 

【レポート】土着ワークショップvol.12 竹細工・煮ざる

昨年の12/6、土着ワークショップvol.12竹細工の「煮ざる」づくりを行いました!12月に入り、いつ雪が降るかと心配していましたが、この冬は暖冬ですっきりと晴れ、いいお天気の中での開催となりました。

竹細工イメージ

竹細工ポスター

岩室温泉からもすぐ近く、西蒲区和納在住の竹細工職人、阿部晋哉さんにお会いしたのは、2013年の夏。小鍛冶屋の倉庫にあった「林檎かご」を作ってみたいと思い、職人さんを探したのが始まりでした。

愛犬とあべさん

阿部さんご紹介

新潟は、佐渡産の竹かごなどが知られていますが、市内のこんなご近所に職人さんがいらしたことは、本当にありがたいことでした。ワークショップのご相談をする中で、素人でも数時間でできるものとして「煮ざる」を選び、2014年に初開催しました。

阿部さん

阿部さん曰く、新潟県内の竹は「孟宗竹(もうそうちく)」が一般的で、佐渡のかごに使われる「真竹(まだけ)」は、佐渡が北限なのだとか。阿部さんご自身は、竹細工のメッカ・大分県別府で修行をされたご経験から、今も九州産の「真竹」を使用されています。同じ「真竹」でも、佐渡産は少しかたく、加工するには、しなやかさの強い九州産が良いとのこと。今回のワークショップでも、九州産のものを使いました。

竹細工は、丸い竹からひごにするまでの加工が一番大変だそうで、11~12月に採り、苛性ソーダで漂白をして1ヶ月干したものを専用の器具で何回かに分けて割き、つくるものに合わせ厚さ・幅を決め、ひごに加工していきます。竹自体は身近にも見かけますが、それを加工するのがひと手間もふた手間もかかるため、昔ながらの竹かごなどの製品は、現在ではプラスチックや他の素材に取って代わられています。それでも、見た目の風合いや、成長の早い竹は永続的な利用も可能で、環境への負荷が少ないという良さもあり、今あらためて竹製品は注目されていると思います。

前置きが長くなりましたが、そんな竹を使った「煮ざる」づくりは、今回で2回目。煮ざるとは、餅や魚を煮る際に、鍋底にくっつかないようにするために使われるものです。平面的な円形のざるもありますが、この煮ざるは端っこを銅線と籐でしばり、見た目にもかわいらしいかご状のもの。お菓子などを入れるかごやインテリアの飾りとしても映えるので、使う人の工夫次第で自由に使えます。

スタート

講師の阿部さんの自己紹介のあと、少しずつ行程を分け、阿部さんの見本を見ながら、参加者の皆さんがそれぞれ手を動かして「六つ目編み」という竹細工の中でも基本的な編み方を学んでいきました。

最初の見本

阿部さんお手製のガイドボードの線(六角形となるようあらかじめ線がひかれている)を目安に、竹ひごを並べます。

6角形をつくる

最初の6本が組めたら、小さな真ん中の六角形ができます。ポイントは、ひごの表面にある節(黒っぽい部分)をなるべく真ん中に寄せると、見た目にもすっきりと美しいかごができます。

7本目

2周目見本

そして、次の6本を1工程として、両手を使って、少しずつ確認しながら、6本ずつを編みこんでいく作業を繰り返します。このとき、しっかり正六角形となるよう編み目を調節しながら、丁寧に編み込んでいくとうまくいきます。

2周目作業中

最初は竹ひごの上下が分からず、慣れるまで時間がかかりますが、繰り返していくとだんだん編む原理がわかってきます。阿部さんもお一人ずつまわりながら、教えてくださいます。

3周目

阿部さん教える

親子でご参加くださった方もいらして、お母さんの作業をじっと見つめていました。

お子さんと

竹ひごの“弾力”を感じながら、手先を動かすこの作業は、とても楽しいです。

編み作業2

編み作業

そうして、4周分(4行程)を編み終えると、大きな正六角形模様がみえ、あとは端の方をとめるだけ。

はし留め

はし留め2

はし留め3

銅線で先の方6か所を留めると、すっかりかご状になります。留める位置を調節することで、竹のカーブが調節でき、好きな位置で止めておきます。

かご状

その上にさらに、水で湿らせた籐(とう)を巻き付け、銅線を隠していきます。

籐仕上げ見本

籐

籐仕上げ

籐仕上げ2

仕上げヘルプ

参加者の皆さん、最後までとても丁寧に編まれていました。会場もとっても静かで、写真から皆さんの集中度合が伝わりますでしょうか?そしていよいよ、編み目の密度もかごのカーブも異なる十人十色な「煮ざる」が出来上がりました!ものづくりのワークショップをやっていると、いつもこの違いが面白いなと思います。同じやり方でほぼ同じ材料でつくっていても、個性が出るんですね。

作業終了後は、新潟の農家さんたちが大切に育てた果実の1年の恵みがギュッと凝縮されたDAIDOCOのシュトーレンをおやつにいただきました。

シュトーレン

シュトーレンと煮ざる

そして、全員で記念撮影!

記念撮影

12月の定番ワークショップになりそうなこの竹細工。しなやかな竹ひごを幾何学的な模様に編み込んでいく作業は、なんというか無心になれる、とてもいい時間です。できた作品もとてもきれいですよ!ぜひ、また2016年も開催できればと思っています。

ご参加の皆様、阿部さん、KOKAJIYAのスタッフのみんな、広報のご協力をいただいた皆様、ありがとうございました!!年をまたいでのレポートとなってしまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございます。

 

2016年用【山際さんの注連縄・玉〆め】オーダー販売 注文受付中!【11月末まで】

冬の足音が聞こえ…と言いたいところですが、昼間は暖かさも感じる今日この頃。ようやくの告知になります。

今年も、新年(2016年)用のお正月飾りのオーダー販売をさせていただきます。いつも土着ワークショップではワラ細工職人として講師をしてくださっている山際辰夫さんによる、「注連縄」(しめなわ)と「玉〆め」(たまじめ)です。

値段やパーツなど例年と異なる部分がありますので、昨年以前にご購入いただいた皆様には、改めて下記をご確認くださいますようお願いいたします。

【お正月飾りラインナップ】

●注連縄(しめなわ) 主に神棚用に 床の間などにも飾れます

・1尺(約30cm)大黒米飾り1つ付・・・・2,500円(税込)
・1尺5寸(約45cm)大黒米飾り1つ付・・・・3,200円(税込)
・2尺(約60cm)大黒米飾り3つ付・・・・4,000円(税込)
※3尺まではオーダーが可能です。

注連縄
【1尺5寸(全体)】

注連縄比較
【1尺と1尺5寸の比較】神棚がなくても、壁にかけて飾っても素敵です

大黒米飾り部分
【大黒米飾り(部分アップ)】先輩方から教わったというオリジナルの飾り

注連縄(上部より)
【1尺5寸(上部より)】ぎっしりと惜しみなく稲藁を使うのが特徴です

 

●玉〆め 玄関や鏡餅の周辺などに
(約12~13cm×約39cm)・・・・2,500円(税込)

<玉〆め・前回からの変更点>
※大きさが一種類になりました。
(円部分の直径が12〜13cm、吊り下げようの縄部分を除く全体の長さが39cm程度)
※下がり飾りの部分が「赤米」から基本は「大黒米」に変わります。ただし、ご希望の方は「赤米」にも変更可能です。
※水引がなくなり、よりシンプルな形になります。
※紙垂(しで)は「白のみ」になります。形が変わりました。

玉〆2016全体
【玉〆め(全体)】玉のように注連縄を結ぶしめ飾りです

下がり部分
【大黒米の下がり(部分アップ)】

上部アップ
【しめ縄部分上部 いぐさの縄で結びます】

上部
【玉〆め上部(部分アップ)】

赤米
【下がり部分が赤米の場合(前回のデザインのため、水引・紅の紙垂(しで)がついています)】
※下がり部分を赤米に変更することも可能です

 

【オーダー方法・お問い合わせ】

以下のメールか電話のいずれかでご予約ください。予約受付は【11月末日頃まで】

●メール [info@bricole.jp]
<記入事項>
お名前、(郵送希望の方は)ご住所、お電話番号、希望の商品名(大きさなども明記)、受取方法(室礼か郵送か)その他ご要望などあればお書きください。

●電話 [080-4051-1211] 担当:桾沢(ぐみざわ)まで。

 

【受取方法】

お受け取りは、12月下旬となります。
ご注文順に作成しますので、日程はお返事の際にお知らせします。

●「室礼」(新潟市西蒲区岩室温泉666 KOKAJIYA2F)でのお渡し
お会計はお渡しの際にさせていただきます。

●郵送によるお届け
郵送をご希望の方には、振込先をお知らせいたします。
送料は実費となります。(都内へはヤマト便で¥1,000程度)
お振込が確認でき次第、丁寧に梱包してお送りします。

 

【ご連絡事項】

●一つずつ手作りのため、多少大きさが変わります。
●数に限りがございますため、お早めにご注文ください。材料がなくなり次第終了となります。
●オーダー順、かつオーダーをいただいてからの制作となりますので、お届け日がご希望に添えない場合がございますことを予めご了承ください。

Posted on 2015-11-21 | Posted in お知らせ, 注連縄・しめ飾りNo Comments »

 

12/23(水・祝)土着ワークショップvol.13 ワラ細工「鳥のしめ縄」づくり 開催

2015年を締めくくる土着ワークショップは、ワラ細工の「鳥のしめ縄(注連縄)」づくりです!
講師はおなじみ、新潟市西区木場在住の藁細工職人・山際辰夫さん(87歳)。以下、ご案内です。

鳥のしめ縄

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土着ワークショップvol.13 ワラ細工「鳥のしめ縄」づくり

日時:2015年12月23(水・祝)13:00~16:00(終了予定)

場所:新潟市西蒲区福井2908「旧庄屋佐藤家」
※駐車場あり

講師:ワラ細工職人 山際辰夫さん(黒埼民具保存会会長)

参加費:4,500円(材料/講習費込 本間屋の柚餅子&お茶付き)

定員:10人

申込み方法:TEL:080-4051-1211、Mail:info@bricole.jp(ぐみざわ)まで。
「12/23の土着ワークショップ参加申込み」とお伝えください。
【終了いたしました!】

<ワークショップで学べること>
●(注連縄の要となる)稲藁の縄綯(な)い、左綯い&3本撚(よ)り
●(足の部分の)下がり飾りづくり

縄綯い
【縄部分】

下がり飾り
【下がり部分】

<当日の流れ>
【13:00~】「鳥のしめ縄」づくりスタート 講師:山際辰夫さん
終了後、山際さんの稲作に関する映像を見ながら、福井の名物お菓子・本間屋の柚餅子をいただきます
【16:00頃】終了予定

※お子様も一緒にご参加できます。小さなお子様がいらっしゃる場合はお気軽にご相談ください。

企画・主催:Bricole(桾沢和典・厚子)
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注連縄(しめ縄)とは、神を祀る神聖な場所を他の場所と区別する「結界」の機能をもつもの。「外から悪いものが入らないように」と古の人たちが考案した、願いや祈りのカタチの現れかもしれません。そんな注連縄は、一般的に年末になると、去っていく一年への感謝、そして新たな一年への期待を込め、新しく飾り替えられます。

神棚のある家は少なくなってきたかもしれませんが、それでも新潟では12月になると、注連縄やしめ飾りがスーパーやホームセンターなどに沢山並びます。室礼では、ご縁あって2013年冬より、山際さんの注連縄と玉〆め(飾り)をオーダー販売させていただいております。

しかし今年の初め、山際さん「今年はもう作れないかもしれない。ひざが痛くて、足腰が辛くなってきた…」とおっしゃいました。30年余り続けてこられた、山際さんの生きがいにもなっている「注連縄づくり」。それは、ワラを細工するということだけでなく、稲作の一連の仕事(種籾の発芽から苗床づくり、田植え、水の管理、雑草の管理、追肥の管理、青刈り、乾燥、藁の加工・細工、来年の田起こし…)のことをさします。

西区木場周辺を見回すと、山際さんのご年齢で、注連縄づくりをやられる方はほとんどいなくなりました。何せ手間がかかるからです。それを「好きで」続けてこられ、地元の方々に毎年100個以上手渡してこられた山際さん。その蓄積と関係を思った時、「これは今年も、何としてでもやってもらわねば!」とお節介ながら思いました。

山際さんの期待のお弟子さん(女性!)も木場にいらっしゃり、その方と一緒に、「今年もお願いします」と早々に苗づくりの日を決めてもらい、さらに山際さんの田植えから注連縄づくりまでの様子を撮影させていただくことまで厚かましくもお願いしました。そして、5月からは一緒に田植えをさせてもらったりしながら、膝の痛みに耐えつつ、山際さんは今年も材料の稲わらをご用意下さいました。おかげさまで、今回のワークショップ開催に至りました。

【山際さんの縄綯いの様子】
縄綯い1

縄綯い2

前置きが長くなりましたが、今回作る「鳥のしめ縄」は、通常山際さんが作られるしめ飾りとは異なり、ワークショップ用にお願いしたものです。形も検討を重ねました。元は、宮崎県の高千穂地方の酉のしめ飾り、岡山県高梁市成羽の鳥お飾りや広島県の鶴飾りの飾りなどを参考にしています。

鳥のかたち

神棚に注連縄を、玄関にしめ飾りを飾る時期は、だいたいクリスマス後~28日まで。ぜひ今回、ご自身の手で縄を綯ったしめ縄で、新しい年を迎えてみませんか?
飾ったしめ縄は、お正月期間が過ぎても、1年中お部屋の中で飾ることができます。藁の色が青から茶色く変化していく様子も楽しめますよ!

クリスマスムードたっぷりの祝日ですが、かやぶき民家の佐藤家では「日本の年末」らしく、お正月の準備をして過ごしたいと思います。ご参加、お待ちしております!

佐藤家

<お正月飾り販売についてのお知らせ>
2016年用の山際さんのお正月飾り(神棚用の注連縄、玄関用の玉〆め)は、11月24日(火)から、オーダーを受け付けます。情報アップまで少々お待ちください。

 

12/6(日)土着ワークショップvol.12 竹細工・煮ざる 開催!

DWS12おもてhp1

今年も、竹細工の煮ざるづくりワークショップを開催します!(前回の煮ざるづくりの様子はこちら

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土着ワークショップvol.12 竹細工・煮ざるづくり

日時:2015年12月6日(日)10:00~12:30(終了予定)

場所:新潟市西蒲区岩室温泉666 KOKAJIYA2F「室礼」

※駐車場は「いわむろや」(西蒲区岩室温泉96-1)駐車場をご利用ください

講師:竹細工職人 阿部晋哉さん 参加費:4,000円(材料/講習費込 お菓子&お茶付き、当日支払い)

定員:10人

申込み方法:TEL 080-4051-1211(ぐみざわ)まで。

「12/6の土着ワークショップ参加申込み」とお伝えください。

【12/5現在 満席となりました。ありがとうございます!】

※お子様連れの方もお気軽にご相談ください

主催:Bricole、KOKAJIYA2F 室礼 協力:新潟市岩室観光施設いわむろや、灯りの食邸KOKAJIYA

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阿部さん

完成品

竹細工のなかでも基本の編み方「六つ目編み」。その基礎を学びつつ、機能的で、見た目にも美しい「煮ざる」をつくります。魚や餅を煮るためのざるとしてだけでなく、壁掛け飾りやお菓子などを入れるトレーにも活用できます。

講師の阿部さんは、別府の職業訓練校で竹工芸を学び、師匠について修得した技で、現在、新潟市西蒲区にて、網代(あじろ)編みの竹バッグや盛器、茶道具などを製作されています。繊細かつ丁寧な仕事ぶりが定評の職人さんです。そんな阿部さんに、初心者にもわかりやすく教えていただきます。

また、作業後のお菓子時間では、この時期の定番になりつつある、DAIDOCO特製シュトーレンがひと足先に味わえます。どうぞお楽しみに!

 

講師:阿部晋哉さん プロフィール

1982年 日本一竹製品産地の大分県、別府高等職業訓練校入校(竹工芸科) 修了後、県別府産業工芸試験所研修生(1年間) その後、網代編の名工・市原華雲斎氏に師事。 2001年、大分から故郷の新潟へ転居。新潟県クラフトマンクラブに加入。

 

来年1・2月には、竹細工の2回完結型ワークショップも企画中!HPなどで詳細発表予定。

シュトーレン

製作中

六つ目編み

DWS12うらhp1

Posted on 2015-11-09 | Posted in お知らせ, 土着ワークショップ [DWS]No Comments »

 

【土着ワークショップvol.11 干し柿づくり <前編>】レポート

11/8(日)、朝から冷たい小雨がぱらつく中、今年も「干し柿」づくりを行いました!

干し柿イメージ

会場のいわむろやでは、「暮らしのお楽しみ会」が催されいつものように賑わう一方、伝統文化伝承館では、「干し柿」という昔ながらの知恵が伝承されていくという、まさに“広く窓の開かれた”いわむろやならではの光景が広がっていました。

正面

柿の説明

ワークショップ<前編>では、皮むき~干し作業までを行いました。最初に、講師の高塚さん(新津のタカツカ農園)から、平種無し(ひらたねなし)という今回使用した品種の話、「渋(シブ)とは?」「渋を抜くにはどういう方法があるか」など、様々な柿にまつわるお話を聞きながら、皮むきのコツを学びました。

皮むき見本01

皮むき見本03

皮むき見本02

高塚さんは、地元小学校の子供たちに「野菜」や「菌」にまつわる教室を開いたり、秋葉区や三条で今話題の「森のようちえん」のお手伝いもされたりと、本業の米、柿づくりと加工といったお仕事以外にも、とても精力的に活躍されています。今年タカツカ農園では、強風のため、柿の収量が例年よりも少なくなってしまったそうです。それでも7000個の柿を干し柿に加工されたと伺い、農家さんはやはり単位が違う!と圧倒されました。

 

今回使用した柿は、昨年同様、巻の柿農家・三根山農園さんの柿。

巻の柿

柿農家の長津さん

園主の長津さんの元を訪れた際、「例年より1週間ほど色づきが早かったよ」とおっしゃっていました。ありがたいことに、300個以上(計70kg!)の柿をご用意いただきました。昨年よりも粒が大ぶり!!規格で言うと2Lサイズになるとのこと。(1個平均230g!)一見、素人目には立派に見えるこれらの柿も、実はB級扱いなのだとか…驚きです。そんな大粒の柿を会場に並べると、やはりすごいボリュームでした。

柿の1山

参加者のみなさんは、マイ包丁で一人14個(一山)をむき始め、一気に会場は集中モードへ。ガクの部分がきれいなお花の模様になると、干し柿としての仕上がりも綺麗になります。

みんなで皮むき

お子様もお母さんの皮むきを横でかわいらしく手伝っていました。

お子様も手伝い

集中モード

最初は慣れない手つきの方でも、だんだんと慣れてきてスピードも上がります。中には「まだやれます!」とおっしゃって下さる心強い参加者の方も…。「今日は一生分の柿を見たわ」とのお声もいただきました(笑)

会場では子供たちがワイワイと遊ぶ中、6ヶ月の赤ちゃんもママの背中で頑張っていました!

赤ちゃん

皮むき終了

おかげさまで、計300個以上の皮むき作業が1時間かからずに終了。その後、なるべく時間をあけずに、殺菌のための湯通し作業へ。

湯通し01

湯通しは、熱湯に20秒ほど入れ、すぐにすくいあげます。コツは、表面が殺菌できればよいので、ゆでてしまわないこと。何個も連続して入れると当然温度が下がりますので、時折お湯を足したり、沸騰まで時間をおいたりしました。

湯通し02

たくさん湯通ししていくと、液の色がどんどん茶色に。濃くなると、さらに紫色に近づくのだとか…。

色の変化

湯通し後は、干し場であるいわむろやの軒下へ移動。そんな時に雨が本降りになってきました。急げ〜!

移動

いわむろやの軒下は、海からの風こそ直接届きませんが、角田山・岩室周辺の山々を超え、風が吹き抜ける場所で、軒下も広いく雨に濡れにくい最適な場所です。

干し作業01

干し作業02

手元アップ

柿の干し方はいろいろありますが、「柿クリップ」という専用のクリップを使うと見た目にも綺麗に、柿の表面に紐などがあたることなく、干すことができます。クリップに1つ1つぶすっと挟んでいく感覚は何とも楽しく、みなさんの顔も嬉しそう。

干し作業04

干し作業03

そして、できあがったオレンジ色の柿ネックレスは、クリスマスのお飾りのよう!これから柿にカビが生えませんように、また鳥が食べませんように。そう祈り、会場を後にしました。

その後は、KOKAJIYA2Fの「室礼」へ移動してのお楽しみのランチタイム!

ランチ

今回のワークショップに合わせ、KOKAJIYAスタッフにご提案いただいたまかないメニューは↓

・塩と「きりあえ」でいただく新米ごはん(西蒲区産コシヒカリ)
・鶏モモ肉の酒粕コンフィ
・柿と柿の素のマリネ
・お味噌汁
・自家製羊羹
・柿茶

お弁当

お弁当2

すてきな六角形の箱に詰められたまかないを、みなさん美味しそうに召し上がっていました。最初から最後まで柿づくし!とっても楽しいワークショップとなりました。

ご参加下さった皆さん、高塚さん、長津さん、そして当日ご協力くださった関係スタッフの皆さん、ありがとうございました!!

 

<ワークショップ後談>
KOKAJIYAの軒下にも70個余りの柿を干しました。

KOKAJIYAの柿干し

KOKAJIYAの柿干し2

やはり、100年以上の時を経たこの建物に干し柿がさがっている風景が何ともいえずいいのです。

KOKAJIYAの干し柿

これから雪のちらつく日まで、冷たい空気にさらし、乾燥させていくと、だんだんと小さく、茶色くなっていき、その徐々に変わっていく様子もまた美しいです。

<後編>は手もみ作業。日程は後日、参加者のみなさまに個別にご連絡いたします。当日の模様はまたレポートしていきますので、どうぞお楽しみに!

昨年の手もみ作業の様子は、こちら

【11/19追記】
干し始めてから1週間あまりが過ぎました。天候が例年より暖かく、雨も多い状況が続いており、干し柿づくりにとっては条件の良くない日々が続いておりました。そこで、いわむろやとKOKAJIYAの干し柿は、より乾燥させるため、場所を移すことにいたしました。ご参加されたみなさんや、記事などを読んで岩室へお越しの皆様には、大変申し訳ございません。天候にはかないません。何卒ご了承下さいませ。

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「土着ワークショップvol.11干し柿づくり<前編>」
◇共催:新潟市岩室観光施設いわむろや、Bricole、KOKAJIYA2F「室礼」
◇協力:灯りの食邸KOKAJIYA、foodrop

Posted on 2015-11-08 | Posted in お知らせ, 土着ワークショップ [DWS]No Comments »

 

11/8(日)土着ワークショップvol.11 干し柿づくり 開催

土着WS11_omote

【土着ワークショップvol.11 干し柿づくり 前編】
今年も干し柿づくりの季節がやってきました。昨年に続き、角田山山麓、巻の柿団地の柿農家・長津さんの渋柿を使わせていただき、岩室温泉「いわむろや」での開催です。講師は秋葉区タカツカ農園の高塚さん。楽しくおしゃべりしながら皮をむき、軒下に柿色のネックレスをつくりませんか?作業後は、みんなでKOKAJIYAのまかないランチをいただきます!

昨年の干し柿づくりの模様はこちら>>【前編】【後編】【完成】

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◇日時:11月8日(日)10:30~13:00頃
◇会場:いわむろや 伝統文化伝承館 (新潟市西蒲区岩室温泉96-1)
※無料駐車場あり
まかないはKOKAJIYA2F「室礼」(新潟市西蒲区岩室温泉666)にて
◇講師:タカツカ農園 高塚俊郎さん

◇参加費:3000円/学生2000円【学制割始めました】(講習費+KOKAJIYAのまかないランチ+後日干し柿12個持ち帰り)
※中学生以下参加無料(その場合はランチ、干し柿は別途)
※前編ご参加の方は、後編は無料。前編・後編のみのご参加も可能です。

◇持ち物:エプロン、ハンドタオル、使い慣れた包丁、(屋外作業があるため)温かい服装
◇定員:15名程度

<干し柿づくり工程>
●前編(今回):皮むき&干し作業
●後編(次回):干し柿回収&揉み作業(約3,4週間後「KOKAJIYA2F室礼」にて)
その後持ち帰り、又は、乾燥後受け取り(お渡し場所はご相談のうえ決定)

<まかないランチメニュー>
塩と「きりあえ」でいただく新米ごはん(西蒲区産コシヒカリ)、お味噌汁、柿と柿の素のマリネ、鶏モモ肉の酒粕コンフィ、柿茶、自家製羊羹

◇お申し込み・お問い合わせ:080-4051-1211 info@bricole.jp 担当:ぐみざわ
「お名前、人数、ご連絡先」をお知らせ下さい。
※お子様もご一緒に参加できます。お申し込みの際、ご相談ください。
11/2現在、定員に達しました。お申し込みありがとうございます。

◇共催:新潟市岩室観光施設いわむろや、Bricole、KOKAJIYA2F「室礼」http://shitsurai.bricole.jp/
◇協力:灯りの食邸KOKAJIYA、foodrop
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干し柿03

干し柿020

完成

土着WS11_ura

 

土着ワークショップvol.10 藁細工・カマダイづくりレポート

秋晴れの9月27日、江南区の北方文化博物館にて、久しぶりの土着ワークショップを開催しました!

ときわそう

今回お借りした「常盤荘」は、豪農・伊藤家の旧家のはなれ。普段はお茶会などに利用されるという畳敷きの広い空間は、縁側を開け放すと、ハスの池や赤く染まり始めたモミジが見え、とっても気持ちの良いワークショップ会場に!そこへ7月末に青刈りした新しい稲ワラの匂いが広がる中、多くの参加者の方に「カマダイ」づくりに挑戦いただきました。

講師であり、材料のワラやイグサもご提供くださっている黒埼民具保存会の山際辰夫さん(今年87歳!)から、最初にカマダイや稲わらに関する説明をいただき、作業をスタート。

スタート

説明

山際さんに教えていただく「カマダイ」づくりは3回目ですが、山際さんは毎回事前に試作品を作り何度も練習をしてから臨みます。熟練した技を持った藁細工職人でありながら、実際にカマダイを民具保存会の先輩方から学んだのは、何十年も前。その手の勘を思い出すのには、やはり「数つくらんばだめだね」とおっしゃる山際さん。毎度準備や勉強を怠らず、材料もきれいに束ねてご用意くださる姿には、本当に頭が下がります。

材料

はじめの作業は、芯づくり。今回のカマダイは、中の芯を改良しました!「すぐったワラくずが一番いいんだ」という、山際さんのご助言のもと、ワラくずを数本のワラで束ねて芯をつくりました。この際いかに凸凹せずに、均一に円をつくれるかがポイントです。

芯

芯づくり

親子

芯ができたら、編み作業に入ります。要領を掴むとあっという間に作業が進むのですが、それまでが大変…。リズムよく、均一に密に、ワラ束数本を編み込んでいきます。この時、常に片方の手でワラ束を抑えていなくてはならないので、力が入り、とても疲れます。肩や腰にくる…。時折休みも入れつつ、それをなんとか根気強く継続し、一周の編み込みが終わるとなんとも言えない達成感!こうしてワラを触っているのがまた楽しい時間なのです。

手先

会場全体

仕上げ

4カ月の赤ちゃんを連れてご参加くださった方もいらして、その小さな手にワラを握らせていらした様子は、とてもすてきな光景でした。その方から、「出産を機に、昔からの仕事や知恵だったり、自分の手でつくる楽しさだったりを娘にも伝えたいと感じるようになり…」とのコメントもいただき、主催者としてはとても嬉しかったです。

赤ちゃんとママ

赤ちゃん

集中

今回ご参加いただいたみなさんは、ほとんどがワラ細工初心者。それでも、みなさん何かしらモノづくりをされていたり、手仕事が好きだったり、そして嬉しいのは親子3代でご参加という方もいらっしゃいました。最後まで集中して真剣に取り組まれていた姿が清々しく、とても印象的でした。

こちらは午後の部の様子。こちらもみなさん集中し、会場には静かな時間が流れていました。

午後の部

仕上げ中

子供たち

そして、奇しくも当日は中秋の名月。そんな日に似合う、また作業の疲れを癒すお菓子は、古町のおむすび屋、むすびや百(もも)さんにお願いしました。旬の栗やクルミ餡の「おはぎ」、とっても美味しく、優しい甘さが体に沁みました!みなさんぺろりと召し上がっていました。お子さんも「美味しいー」と嬉しそう。

おはぎ

おいしいよ

完成したカマダイといい笑顔をいただきました!

笑顔

最後に、できあがったカマダイを持って、恒例の記念撮影!(一部切れてしまい、すみません…)お疲れ様でした!

集合 午前の部

集合 午後の部

「カマダイ」づくりを通して、手間ひまをかけ、自分の手でモノを作る楽しさを感じられたかなと思います。ワラ細工は、匂いといい、ワラ素材の面白さといい、やればやるほどクセになる気がします。お米は身近だけど、ワラは身近ではなくなってしまった今、改めて、「自然からの恵みをちゃんと使う」こと、そこから「生活がつくっていけること」を少しでもこうした体験を通して一緒に共有し、住んでいる土地やそこに住んできた先人たちに、「ありがたいな」という気持ちが湧いたら、「土着ワークショップ」企画者としては嬉しいなと思います。

米俵

藁文化研究第一人者の宮崎清さんがおっしゃっていました。「藁の文化が消えたら、この国はおわりだ」と。本当にその通りだなと思います。今後も継続してゆきたいと思います。今回参加したかったけど、難しかったという方もいらっしゃいました。また次回ぜひご参加ください!改めて、ご参加いただいた皆様、北方文化博物館のスタッフの方、むすびや百さん、そして山際さんご夫妻、裕子さん、お手伝いの高松さんにお礼申しあげます。どうもありがとうございました!またよろしくお願いいたします。

床の間

※「土着ワークショップ」とは…昔ながらの生活に当たり前にあった「暮らしの基礎技術」を講師を招き体験して学べるワークショップ。2013年よりスタートし、岩室温泉のKOKAJIYA2F 室礼(シツライ)などを拠点に様々な場所で不定期に展開中。
企画・運営:ブリコール 桾沢和典・厚子

※「土着ワークショップvol.10 藁細工・カマダイづくり」は、水と土の芸術祭2015の市民プロジェクト「にいがた稲作文化ドキュメンタリー&シンポジウム 暮らしの骨格」の中のプログラムの一つとして開催しました。材料のワラは、山際さんとともに5月に田植えをし、7月に刈ったものを使用。プロジェクトでは、その田植えから稲刈り、ワラを使った注連縄づくりまでを映像として残す活動も行っております。
ご興味のある方は、ぜひこちらもご覧ください。

Posted on 2015-10-01 | Posted in お知らせ, 土着ワークショップ [DWS]No Comments »