お知らせ

【注連縄、玉〆め】オーダー販売します(予約は12/20まで)

クリスマスと忘年会シーズン真っ最中ですが、「室礼」では、冬を想う静かな時間が流れています。
このたび、来る新年への希望を込め、ワラ細工職人 山際辰夫さん(黒崎民具保存会・会長)の
お正月飾り「注連縄(しめなわ)」と「玉〆め」
をオーダー販売させていただくことになりました。

実物は「室礼」に本日15日(土)から展示しますので、ぜひ見にいらしてください。
予約受付は20日(金)までと、あまり日がありませんが、
新しい1年が山際さんのお正月飾りとともに始まれば素敵だなと思い企画しました。

「山際さんのお正月飾り制作模様」については、こちらをご覧ください。

【価格】
●注連縄 主に神棚用に
1尺5寸(約45cm)・・・・2,000円
1尺(約30cm)・・・・1,500円

注連縄

●玉〆め 玄関や鏡餅の周辺などに (←12/17までの注文で終了となりました。)
小(約10cm×約30cm)・・・・900円
大(約15cm×約40cm)・・・・1,500円

玉〆め

「注連縄」(1尺5寸)と「玉〆め」(小)
注連縄と玉〆め

ぎっしりと密な縄に、大黒米を使った頭飾りが凛とした印象
注連縄ななめ

手作業でつくったワラ縄を丁寧に結ぶ。金銀の水引も紅白に変更できます
玉〆め結び

【玉〆めに関するオプション】
オーダーメイドなので、ご希望の色が選べます。
特に希望がなければ、「赤い紙垂、金銀の水引」の組み合わせとなります。

●紙垂(しで・・・下に垂らしている1対の紙の部分)の色
[1赤、2白、3紅白]のどれか
●水引(みずひき・・・飾り紐)の色 
[1金銀、2紅白]のいずれか(2紅白は[下の写真左])

オプション

さらに「もうひと飾り欲しい」という方へ
●山際さんオススメの飾り付き[上の写真右]
リボンもしくは、リボン花付き(山際さんにお任せ)

【オーダー方法・お問い合わせ】
以下のメールか電話のいずれかでご予約ください。予約受付は、【12/20(金)まで】です。

※12/20でご予約を締め切らせていただきました。ありがとうございます。


●メール [info@bricole.jp]

<記入事項>
お名前、(郵送希望の方は)ご住所、お電話番号、希望の商品名(大きさ、オプションなどについても明記)、受取方法(室礼か郵送か)
その他ご要望などあればお書きください。

●電話 [080-4051-1211]

担当:桾沢(グミザワ)まで。

【受取方法】
お受け取りは、12月25日(水)以降となります。
順番に作成しますので、日程はお返事の際にお伝えします。

●「室礼」(新潟市西蒲区岩室温泉666 KOKAJIYA2F)でのお渡し
お会計はお渡しの際にさせていただきます。
●郵送によるお届け
郵送をご希望の方には、振込先をお知らせいたします。(送料は実費となります)
お振込が確認でき次第、丁寧に梱包してお送りします。

【ご連絡事項】
●一つずつ手作りのため、多少大きさが変わります。
●材料がなくなり次第、予約の受付を終了します。
●オーダー順、かつオーダーをいただいてからの制作となりますので、
お届け日がご希望に添えない場合がございますことを予めご了承ください。

Posted on 2013-12-14 | Posted in お知らせ, 注連縄・しめ飾りNo Comments »

 

山際さんの注連縄(しめなわ)と玉〆め

10月の土着ワークショップvol.1で「ワラ細工でカマダイづくり」を教えて下さった
黒崎民具保存会・会長の山際辰夫さん。

12月某日、山際さんが夏頃からコツコツ作っている“お正月飾り”の作成現場をのぞきに、
新潟市西区のご自宅隣りの作業所にお邪魔してきました。

注連縄と玉〆め

毎年、近所や地元の方からの完全オーダー制で計130個以上(!)作るのが、
神棚用の注連縄[写真右上]と玉〆め(玉飾り)[写真左下]と呼ばれるお正月の飾り。

作業所の山際さん

【以下、注連縄作りの様子がつづきます】
まず材料のワラとワラで作った芯を準備します
ワラを準備
ねじりながら、2つのワラ束を交差させていきます
縄づくり
このとき足でおさえるので、裸足での作業!(寒いです)
あるところまで編むと、ワラで作った芯を入れ込みます
編む

ワラ束をよる
太くなったワラ縄にさらに、ワラ束を巻き付けます
芯を入れる
神棚の大きさに合わせたサイズ(1尺〜3尺まで)をお手製の竹の定規で確認
最後のワラ束を巻く
最後に飾りのパーツを付け、ワラ縄で縛り、紙垂(しで)をつけて完成!
大きさを見る

材料の稲は、ご自身の手で一から育てていて、まだ青いうちに刈り取り、ワラ細工用に干して加工して使っています。ご自身で材料を作っているからこそ、「量をケチらずふんだんに、ぎっしり使う」というのが山際さんの注連縄づくりのモットーだそう。確かに、ぎっしり、しっかりしています。

注連縄の頭に使うのは、実が丸くて、真っ直ぐに立った“大黒米”。また玉〆めの尾っぽの部分には、ヒゲの付いた“赤米”を使っていますが、どちらもご自身で栽培されたもの。ここにも山際さんのこだわりが…。毎年、使う分だけの種籾を残して、また来年に綿々と繋げます。ここまで一貫したものを、思い切った使い方をする古代米のあしらいはスーパーや産直販売所で店頭に並ぶ飾りではあまり見られないものです。

来年用の種籾
↑来年用の種籾。左から赤米、黒米、大黒米、黒米(種なのでこれだけの分量でいいようです!)

ワラのギッシリ感や安定感を感じさせる、凛とした注連縄。素朴でありながら、ワラ縄や結びなど、繊細な技術が光っている玉〆め。どちらも長年、このお正月のワラ細工を30年以上作り続けてきた山際さんの、またその山際さんさんに技術を伝えた先人たちの思いがしっかりと乗った重みのある作品だと思います。山際さんの「毎年、これがあるから生かされている。生き甲斐なんだ」という言葉がとても印象的でした。

今回、こちらの注連縄と玉〆めを、オーダーメイドで販売させていただくことになりました。
実物が気になる方は、「室礼」に15日(土)から展示しますので、ぜひ見にいらしてください。
オーダーの受付は、12月20日(金)まで。
メール[info@bricole.jp] か 電話[080-4051-1211]
(担当:グミザワ)にてご連絡ください。
山際さんのお正月飾りで、清々しい新年をお迎えいただければ嬉しいです。

※商品の詳細、オーダーについては、こちらをご覧下さい。
※予約受付は終了しました。ありがとうございます。

価格はこちら↓
●注連縄
1尺5寸(約45cm)・・・・2,000円
1尺(約30cm)・・・・1,500円

●玉〆め
小(約10cm×約30cm)・・・・900円
大(約15cm×約40cm)・・・・1,500円

注連縄全体

注連縄部分

玉〆め

Posted on 2013-12-14 | Posted in お知らせ, 注連縄・しめ飾りNo Comments »

 

干し柿づくり2013晩秋@室礼 レポート

立冬を過ぎ、新潟の空気も秋の終わりへと加速する中、11月17日は久々の晴天の休日となりました。

例年よりも早く柿の実が成熟を迎える頃合いとなり、
「もうこれが今年最後のチャンス!」とばかりに、いささか駆け込み気味に
秋の実りを美味しくいただくための昔ながらの知恵、「干し柿づくり」を室礼にて行いました。

その模様をお伝えします。

KOKAJIYAがオープンして以来、初めて迎える冬。
その訪れを歓迎するかのような、ちょっぴりかわいらしい柿の風景を軒先につくることができました。

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晩秋になると日本のあちこちで見られる、柿を干す光景—。
でも一方では、少しずつそれが、身近なものではなくなってきているのかもしれません。

あたりまえに地域にあった風景の作られ方を体験したい。
そんな思いで「干し柿づくり」をまずは自分たちでやってみようと挑戦しました。

右も左もわからなかったので、柿のプロに教えていただこうと、
新津にあるタカツカ農園の高塚俊郎さんにレクチャーをお願いしました。

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まずは「なぜ柿を干すの?」という説明からスタート。
「渋柿の渋みの訳は、タンニンという柿の中の物質が、
口の中のだ液のタンパク質や水分と結びついて、その物質が柿独自の苦さのもとになる。
でも昔ながらの知恵で、柿を干すことによって、タンニンを水に溶けない物質に変えてしまう。
そうすることで柿の「甘味」だけを感じられるようになり、おいしくなる」のだそうです。

今回使った柿は、西蒲区巻の柿団地でとれた「平核無(ひらたねなし)」という種類の柿。
渋柿の一種ですが、その原木は新津から来ているのだとか。
大きさはSからM。タカツカ農園の柿は、2Lや3Lともっと大きな柿だというから驚きです。
それを1つ1つ機械で皮剥きするそうです。機械での作業も“技”がいるようで、その作業は
専らおじいちゃんのお仕事なのだとか。

今日は、手作業で1つ1つ剥いていきます。

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関東からタカツカ農園に奨学米プロジェクトで農作業体験にきていた大学生や
高塚さんのお子さんも参加して、みんなでひたすら「皮剥き」をしていきます。

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「柿を剥くのも初めて」という大学生も徐々に慣れた手つきになっていきます。

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高塚さんファミリーがそろって皮剥きをするすがたに、
「親から子へ知恵を伝える」という当たり前の景色を見せて貰いました。

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かねてから「干し柿」をやってみたかったとおっしゃっていた
燕市のツバメコーヒーの田中さんも参戦!人手があると本当に速いです。
60個あまりの柿があっという間に剥きあがりました。

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柿が干し上がった後の“もうひと手間”についても教えていただきました。

3,4週間して頃合いの硬さに仕上がった干し柿をクリップから外し、
平べったくもみほぐし、潰していきます。もみながら好みで形を整えてきます。
もむことで、干し柿の「糖分」を、柿の中から外へと行き渡らすことが
できるのだそうです。その糖分が、白く表面に浮き出て来ます。

もんだ後の柿を平らなザルなどの上に少し置いておくと、自然と粉が吹いてくるそうです。
不思議です。そうして干し柿が出来上がります。
干し柿は冷凍保存も可能で、水分がないので凍らず、そのまま冷凍庫から出して食べられるそうです。

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レクチャーが終わり、今度は干場の準備です。干す場所の条件は、
「風がよく通るところ」「雨に濡れない」「屋外」がポイント。

今回、干し方は、よく民家の軒先に見られるたて吊り型ではなく、
農家さんがやられる、横一列に干すやり方を教わりました。
干し柿専用のクリップ(ホームセンターで手に入るそうです)を柿を干す位置を
決めて橋渡しした棕櫚縄に適当数ひっかけ、干場づくりは完了です。

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いよいよ干す工程。皮剥きした柿を熱湯に20,30秒くぐらせ、殺菌したもの
にクリップをヘタの脇にぐっとひっかけるようにして留めていきます。

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KOKAJIYA1階のレストランの軒下に、ネックレス状に柿を並べました。干したばかりのときは色がまだ鮮やかなので、クリスマス飾りのようです。

あとは3、4週、待つのみ。
少々柿が熟してきて柔らかいものもあったこと、初めての試みということで、
失敗もあるかもしれませんが、来年開催予定の「土着ワークショップ」の
ための実験ということで、少し様子を見てみたいと思います。

経過は折々、HPにて報告します。

 

11/17(日)【公開!】干し柿づくり やります

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【公開!】干し柿づくり @室礼
日時:2013年11月17日(日)10:30〜14:00頃
場所:西蒲区岩室温泉666 KOKAJIYA2F「室礼」
講師:タカツカ農園 高塚俊郎さん(午前中いらっしゃいます)
見学自由!飛び入り参加も歓迎!
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「土着ワークショップ vol.2」として、11/23に予定していた干し柿づくり。

今回は、例年より気候が暖かかかったため、予定していた時期に“旬”の柿が
手に入らず、残念ながら来年にゆずることになりました。

そのかわりに、「干し柿づくり」の公開制作をKOKAJIYA2F「室礼」にて、
急きょ明日の11月17日(日)に行うことにいたしました!

使用する柿は、県内でも第2位の産地である角田山のふもと、柿団地
(西蒲区巻地区)の渋柿。先週西蒲区にあるJAの産直所「越王の里
にてぎりぎり、今年最後の渋柿を手に入れました。

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「渋柿」は20個で700円!安いです。
産直所の隣りには柿専用の選果場もあって、この地域が柿の産地であることが伺えます。
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干し柿づくりを教えてくださるのは、新津でお米、柿、新潟の果物を
使ったジャムづくりなどをなさっている「タカツカ農園」の高塚さん。

高塚さんは、6年の東京でのサラリーマン生活を経てUターン。
地域にある豊かな資源を活用して、それを生かすような減農薬による
農産物(農産加工品)づくりに日々取り組んでいらっしゃいます。
次世代を担う子どもたちに楽しい「食の記憶」を提供したいと、
作物を作るのみならず、学校に出張授業をされたり、異業種の人との
連携も積極的に行ったりと、さまざまに活動の幅を広げていらっしゃいます。

タカツカ農園の「はっちん柿、ごまはっちん柿」は、毎年すぐに売り切れてしまうほどの看板商品です。

そんな「柿」のプロでいらっしゃる高塚さんが教えてくださる干し柿づくり、とても楽しみです。

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ぜひ、見てみたい、やってみたいという方は、17日
ご自由に「室礼」にいらしてください。
午前中10:30頃から、お昼を挟んで14時頃まで作業予定です。

KOKAJIYAでの初めての干し柿づくり。
はたしてどのようなものになるか、おいしくできるのか…
どうぞ見守っていてください。

また経過などHPにて報告したいと思います。

 

華雪 関連書籍を「室礼」にて販売中

11月6日(水)まで開催中の華雪書展「人とひと」に合わせ、
これまで華雪さんの関わられた書籍の一部を販売しています。

一般の本屋さんでは、在庫がなかったり、扱いをしていなっかったりと、
なかなか手に入りにくいものもありますので、ぜひこの機会にお買い求めください。

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左から、
between the books 04 “ATO” KASETSU
1,680円
書家・華雪の作品集。文字をはじめ、宮沢賢治の詩や正岡子規の歌を
大胆に筆を通して描き貫く華雪の書画をホンマタカシが撮影。
500部限定(本人直筆のサインとナンバー付)、16ページ、カラー&白黒。

「木の戦い」/エクリ
詩:タリエシン 英訳:ロバート・グレイブス
訳:井辻朱美 書:華雪
2,625円
6世紀のウェールズで活躍した伝説の吟遊詩人タリエシンの作とされる詩群
「木の戦い」は多くの木々が動き回り、激しい戦いを繰り広げる物語。
壮大でミステリアスな詩行を書家、華雪が彩ります。

●「石の遊び」/平凡社
華雪著
1,260円
篆刻に散文を組み合わせた独自の世界。出会いと記憶と想像から選ばれた文字は、
石に刻まれて「遊印」となり、34の新しい物語が生まれた。第2作品集。
「京都新聞夕刊」連載を再構成。

「書の棲処」 華雪 作品集 /赤々舎
2,415円
華雪にとって初めての書の作品集であると同時に、自分が書いている場所、
そして書の棲処とは何処なのかを問い直した一冊。収蔵の写真は、写真家・
志賀理江子による撮り下ろし。

Posted on 2013-10-29 | Posted in お知らせ, イベント, 展覧会No Comments »

 

11/3(日・祝)華雪ワークショップ&公開制作のご案内

華雪展示sam

いよいよ明日より始まる、華雪書展「人とひと」の開催に合わせ、
11月3日(日・祝)に華雪さんをゲストに
◆参加型ワークショップ/「花」を書く
◆書のライブパフォーマンス/しつらえる
2つのイベントを開催します。

///

参加型ワークショップ/「花」を書く
華雪さんをゲスト講師に、「誰かのための場所をしつらえること」をテーマに
「花」という文字を書きます

日時:11月3日(日・祝)11:30~14:30(お昼休憩あり) 【終了いたしました
場所:「室礼」(KOKAJIYA2F)
定員:10人(小学生以上)
参加費:2,000円(材料費込)
プラス1,000円で「KOKAJIYA特製おにぎりランチBOX」が付きます
※ランチBOXは、参加申込みの際にご希望をお伝えください。

主催:Bricole、新潟絵屋
共催:NPO法人いわむろや

///

書のライブパフォーマンス/しつらえる
華雪書展「人とひと」の展示場所名である「室礼」にちなみ、
小鍛冶屋へのしつらいを華雪さんが書で表現します

日時:11月3日(日・祝)16:00~17:30  【終了いたしました
場所:灯りの食邸 KOKAJIYA (1F)
定員:30人 (小学生以上)
参加費:1,000円(1ソフトドリンク込)
主催:Bricole、新潟絵屋
共催:NPO法人いわむろや
協賛:灯りの食邸 KOKAJIYA

※パフォーマンス後、18:00から「灯りの食邸 KOKAJIYA」での
ディナーを希望される方は、ご予約(0256-78-8781)をお願いいたします。

///
【お申込み方法】
メール[info@bricole.jp] かTEL 0256-78-8781(KOKAJIYA)まで。
各々「11/3華雪ワークショップ」または「11/3華雪公開制作」
参加申込みと明記ください。
※定員になり次第、受付終了となります。

【お問い合わせ】
メール[info@bricole.jp] かTEL 0256-78-8781(KOKAJIYA)まで。

Posted on 2013-10-22 | Posted in お知らせ, イベント, 展覧会No Comments »

 

土着ワークショップvol.1「新米ごはん&ワラで鍋敷き作り」

土着ワークショップvol.1 レポート

10/20、「土着ワークショップ」シリーズの第1回目となる「新米ごはん&ワラで鍋敷き作り」を「室礼」にて行いました。

あいにくの雨の中、新潟市内、三条市や富山県の富山市からお越しくださった参加者のみなさん。

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まずは、「はざかけ新米ごはんを食す」ことからスタート。

先月「いわむろや」主催で西蒲区夏井エリアで行われた「はざ架けイベント」で得られたお米を、KOKAJIYA特製のおかずとともにいただきました。

“はざ架け”とは、刈り取った稲を束にして、木と木の間に渡した竹に架け、自然乾燥させること。夏井エリアは、このはざ架けをする木=「はざ木」(西洋トネリコ)が田んぼに沿って植えられ、その風景は「美しい日本の村景観百選(農村景観百選)」の一つにもなっています。

メニューはこちら↓
・お釜で炊いた、はざかけ新米ごはん
・KOKAJIYAシェフ特製きりあい
・秋野菜のカポネータ
・魚のエスカベッシュ
・クスクスのサラダ
・きのこの煮つけ

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驚いたのは、ごはんの味の違い。お釜で炊いたことはもちろん、
はざかけ米は、ふっくら粒が立って、稲の香りがする、風味のしっかりとした味がしました。
自然乾燥のお米は、やはりひと味もふた味も違いました。

また、KOKAJIYA熊倉シェフがつくる「きりあい」(三条や岩室など新潟に伝わる生ふりかけ)も、商品化のリクエストが出るほどの人気。

「これだけでごはんが進んでしまう。ここで売っていないの?」とのお声…

おいしいお米をいただきながら、ワラ細工の講師、黒崎民具保存会会長の山際辰夫さんとの懇談。
雑談の中で意外にも参加者の多くが稲ワラに触れたことがないということがわかりました。
新潟、富山と言えば米どころとして知られますが、ほとんどが「ワラ」に触れたことがないという現実。
かつては農家をはじめ生活に必要な道具の多くをワラで作っていたわけですが、そうした「あたりまえ」にあった文化が失われていくコトへの疑問からこの「土着ワークショップ」は始まっています。

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そしていよいよ、はざ架けして得られたワラを使っての「鍋敷きづくり」へ。
畳の上で山際さんを囲み、円になって作業を開始しました。

準備)ワラを柔らかく加工する

干したままのワラは、茎がしっかりしていて、曲げにくく加工がしにくいもの。そこで、ワラに機械を使って圧を加え、しなやかに柔らかくします。かつては、横槌を使って手作業で柔らかくしていたようですが、これだけでも大変な作業。これでわら細工をはじめる準備ができます。ワークショップでは、山際さんに事前に加工をお願いしました。

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1)ワラをすぐる
鍋敷きの表面に使う、つやのある芯のしっかりとしたワラを選択する作業です。
たくさんのワラの中から選ぶという単純でありながら、根気のいる作業でした。
そして選ばれたワラを、鍋敷きの表面に編み込むため、長さを切り揃えます。

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2)芯をつくる
鍋敷きの芯には、表面には使えない残りのワラを使います。2つの束をつくり、
各々の束の上下を逆にして重ね(穂先と根元の幅が異なるため)ます。
それを、ビニールテープで真ん中を結び、束を円の形にして、ぐるぐると
テープをまきつけながらしっかりと固定します。

3)表面にワラを編む
1)ですぐったワラを3本(均一の太さのため本数は適宜調節)とり、円形の芯に
結び、次の3本をすぐ下に巻き付け、それらを交差させ、編み込んでいく。
この作業を続けるのですが、ここで慣れる(コツや自分のリズムをつかむ)まで
が個人差のでるところ。巻き付けたワラを押さえるのに力がいること、また
巻き付ける間隔も人によって異なるので、できあがりもまったく違った風合いに
なります。

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4)表面のワラを固定
編み込みを一周したら、ワラの編ひも(山際さん作成)で結びつけ固定。
あとは、はみ出たワラを切りそろえ完成です。

制作時間は、直径20㎝の鍋敷きで約1時間半~2時間ほど。
最初なので時間はかかりましたが、慣れればもっと早くできると思います。

参加者のみなさんは、想像以上の重労働に「今日中にできないかも…」などと途中で笑いもおこりつつ、終始集中して作業をなさっていました。そして、完成したときの喜び、充実感は格別のものでした。
最後はみなさんで記念撮影。

土地のめぐみであるお米を食べ、その稲から生まれた「第二のお米」ともよばれるたくさんの道具や肥料、そして材料にもなる「ワラ」を自分の手を使って細工すること。

稲作、料理、ワラでの道具づくり…すべてが土地とくらしと人と直結したものごと。
半日のイベントではありましたが、その奥深さを実感したワークショップとなりました。

はざかけ米をご用意くださった夏井の農家の山上さま、いわむろや、料理と配膳をしてくださったKOKAJIYAのみなさま、そして参加者のみなさま。ありがとうございました。

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次回の土着ワークショップは11/23(土・祝)「干し柿をつくる」を予定しています。
見た目にも美しい、今が旬の柿の干し方を本格的に学びます。ぜひ、今からご予定ください。

ちなみに、今回のワラ細工は、「小鍛冶屋」にもともとあった「カマダイ」(=釜を敷くもの)を参考に、これをつくろうと企画をしたものなので、できあがりが少し大きめでした。
次回は少し小さめの藁細工を作るワークショップを企画したいと思います。

今後も「室礼」の土着ワークショップをお楽しみに!

 

華雪書展「人とひと」10/23より開催

「室礼」の看板となるロゴを書いて下さった書家の華雪さんによる展示開催日が決定しました。

(ロゴについてはこちらをご覧下さい)

///

華雪書展「人とひと」

「『室礼』とは、ひとを迎える場所を整えることと教わった。
けれど、人が〈ひと〉のために用意できるものなんてあるのかと思った。

人と〈ひと〉、ひらがなの〈ひと〉の後ろにことばを加えてみる。
ひとり、ひとつ、ひととき、ひとしい、ひとびと――
こうして〈ひと〉からあらわれたことばを読んでいると、
ひとは場所を整え、
気持ちのあらわれをかたちにして加えて飾り、
そうして心を尽くしているのかもしれない。
そんなことを思った。」

「室礼」の書をはじめ、人とひとの間をテーマに作品を発表いたします。

期間:10/23(水)〜11/6(水)火曜定休
時間:11:30〜21:00(14:30〜20:30には喫茶もご利用できます)
※10/24(木)のみ14:30からの開館となります。ご了承くださいませ。
場所:「室礼」(KOKAJIYA2F)+「灯りの食邸 KOKAJIYA」  新潟市西蒲区岩室温泉666

入場無料

※11月3日(日・祝)には、華雪さんによるワークショップ「花を書く」、
書のライブパフォーマンス「しつらえる」も開催いたします。

問い合わせ:0256-78-8781(KOKAJIYA)
企画・主催:Bricole(ブリコール)新潟絵屋
共催:NPO法人いわむろや
会場協力:灯りの食邸 KOKAJIYA

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kasetsu 撮影:水谷達朗
華雪プロフィール

1975年京都府生まれ。現在、東京都在住。
五歳の頃から通い始めた書道教室で、漢字が持つ象形文字由来のなりたちと複数の意味に惹かれ、以来、書と篆刻に親しむ。
1992年より個展を中心に活動し、各地でワークショップも行っている。日常の中から見出したテーマを、少字数の漢字で表現する書や、 禅語などを用いた物語性の高い篆刻作品を中心に、文字、言葉、文章、そして書くという身体行為そのものを探る創作を続けている。
またさまざまな土地で、出会ったひとたちとの対話や、そこで触れたもの、ことから生まれた思いを表現する公開制作や展示を行っている。
刊行物には「ATO 跡」(2009年、between the books)、「書の棲処」(2006年、赤々舎)、「石の遊び」(2003年、平凡社)等があり、 作家活動の他に「コレクション 戦争×文学」(集英社)、「石原慎太郎の文学」(文藝春秋)をはじめとした、書籍の題字も手がけている。

「華雪 kasetsu」ホームページ

Posted on 2013-10-15 | Posted in お知らせ, イベント, 展覧会No Comments »

 

「シツライ ひとひらvol.1」ができました

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室礼が発行するフリーペーパー「シツライ ひとひらvol.1」ができました。

ひとひらとは、一枚、一片の紙切れのこと。
毎回、岩室地域のもの、ひと、ことを特集でピックアップし、お伝えしていきます。

今月の特集は「夏井のはざ木」。
はざ木=「稲架木」とは、刈り取った稲を束にして、
木と木の間に渡した竹に架けて、自然乾燥させるための木。
かつては越後平野一帯の田んぼの風景に当たり前にあったものですが、
今現在では数少ない風景となり、新潟県内でも残されているのは数カ所。

西蒲区の夏井エリアは、美しい日本の村景観百選(農村景観百選)にも選ばれた
その代表的なひとつです。その夏井エリアで、はざ木の保存・植樹活動を
行っている「夏老クラブ」のメンバーの一人、農家の阿部朝幸さんにお話を伺いました。
稲刈りまっ只中のお忙しい時期のインタビューでしたが、
熱意のこもった、とても興味深いお話をしてくださいました。
はざ木から見えてくる、農業や地域の未来を、少しでも感じとっていただけたらと思います。

特集の他にも、室礼での「土着ワークショップ」情報や、
室礼ギャラリーでの書家・華雪さんの展示情報
販売する本の紹介なども掲載していますので、ぜひご覧下さい。

そして表紙写真は、vol.0(創刊準備号)から引き続きTangoさんが担当。
岩室エリアの「どこか」が必ず登場するこの表紙写真。今後もお楽しみに。

「シツライ ひとひらvol.1」はKOKAJIYAほか、
いろいろな場所で順次設置&配布していきますので、ぜひ見てみてください。

【配布場所】
灯りの食邸 KOKAJIYA
角屋悦堂
北書店
marilou
イカニタ
hickory03travelers
Cave Records
テルツォ
一酒庵
西田屋
F/style
ツバメコーヒー
新潟市美術館
ツルハシブックス
砂丘館
新潟絵屋
新潟市歴史博物館(みなとぴあ)
三方舎 gallery
今代司酒造
<順不同>

*配布のご協力をいただけるお店、施設を(個人でも)募集中!
TOPページのメニューにある「お問い合わせ」フォームから
「フリーペーパー設置&配布の件」としてご一報ください。