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いろり座談会vol.02 6/28(日)開催します

昨年の4月、旧庄屋佐藤家にて行った「いろり座談会」。6月にその第2回を開催します。

いろり座談会2

テーマは「暮らしの骨格」。副題は、にいがた稲作文化シンポジウムです。

佐藤真監督のドキュメンタリー映画『阿賀に生きる』や、西蒲区福井の写真家・斉藤文夫さんが記録した「角海浜」に生きた老人たち。「彼らからいったい何を受け取ったのか」。座談者のみなさんにそう尋ねたのが、第1回のいろり座談会だったと思います。

今回はテーマを決めるにあたり、いつも土着ワークショップでお世話になっている藁細工職人の山際辰夫さん(86歳)の存在がありました。毎年地域の人に売る「注連縄」や「しめ飾り」をつくるために、必要な藁などの材料を半年以上、手間をかけ自分の手で育てている山際さん。

「藁仕事は好きでやっているの」と語る山際さんのその元気の源は何だろう?
そう思った時、いつも土とともにある、山際さんの生活を想いました。そして、山際さんの稲作とその周辺を映像に残したい。そこに何らかのヒントが映るのではないかと考えました。

と同時に、稲作をはじめ、土地に根差し、土地と深く関わって生きるということはどういうことなのか?日本人の暮らしの変遷や社会状況をたどりながら、改めて考えてみたいと思ったのが、今回のシンポジウム企画です。

ゲストは、
民具研究者の五十嵐稔さん
佐藤家の囲炉裏の火焚き爺さん、斉藤文夫さん
藁文化研究者の宮崎清さん
民俗研究家の結城登美雄さん
稲作農家の山上力さん

土地土地を尋ね歩き、そこに暮らす人々の声やものの形、有り様を記録し、あるいは自身も土地と関わって生きている、そんな素敵なみなさんです。

暮らしの中に当たり前に存在している生活様式、文化、習慣、風俗、祭りのようなものの中に、古くからの日本人の営みの形が見え隠れしている。私たちの暮らしを形づくっている、その「暮らしの骨格」とはどんなものだろう。また、それはどう変化しているのだろう。

そういったことも掘り下げながら、「今、何を大切にして生きていきたいのか」をゲストのみなさんと一緒に考えられたらなと思っています。

ぜひ6月28日(日)13時~、旧庄屋佐藤家に集まって、囲炉裏の火を囲んでみませんか?

///(以下、概要)///

いろり座談会vol.02 にいがた稲作文化シンポジウム 「暮らしの骨格」

座談者【敬称略】
五十嵐稔(新潟県民具学会会長)
斉藤文夫(郷土研究家、写真家、佐藤家囲炉裏の火焚き爺さん)
宮崎清(千葉大学名誉教授、アジアデザイン文化学会総会長、『図説 藁の文化』著者)
結城登美雄(民俗研究家、「地元学」提唱者)
山上力(新潟市西蒲区夏井の稲作農家)

聞き手 桾沢厚子(ブリコール)

日時:2015年6月28(日)13:00~16:00
会場:福井旧庄屋佐藤家(新潟市西蒲区福井2908)
参加費:¥500(資料代込)
定員100名 当日先着順(予めのご連絡でお席を確保可能)
問合せ・予約:080-4051-1211(ぐみざわ)、info@bricole.jp
HP:http://bricole.jp/irori/

企画:ブリコール(桾沢和典・桾沢厚子)
協力:NPO法人福井旧庄屋佐藤家保存会、NPO法人いわむろや
ロゴ:荒木康太(ノッポ) 写真:Tango

※にいがた稲作文化ドキュメンタリー&シンポジウム「暮らしの骨格」は、水と土の芸術祭2015 市民プロジェクトの認定事業です。

●チラシ詳細は(こちら)からダウンロードできます。

●「暮らしの骨格」facebookページ
●「暮らしの骨格」twitter: @tw_irori

Posted on 2015-06-10 | Posted in いろり座談会, お知らせ, イベントNo Comments »