お知らせ, イベント
「室礼」事始め、小鍛冶屋の「水引」を展示
ツイート1/8、KOKAJIYAの新たな1年が始まりました。合わせて、2014年の「室礼」もオープンしています。
今年もよろしくお願いいたします。
新年の始まりということで、展示の第4弾に選んだのは、「水引」。
お正月らしい、少し華やかなシツライでお待ちしております。
シツライ展示#4
結ぶ
小鍛冶屋の水引
展示期間:1/25(土)19:00まで。火曜、第1水曜定休。
企画・展示:Bricole
小鍛冶屋の大掃除の際に出てきた、水引の結び方の見本帖。
お茶やお花に造詣の深い家主だったので、
このような風雅な技芸もたしなまれていたのでしょう。
結び方の詳細はわかりませんが、ひとつひとつの結び方に
名前や意味があります。蝶結び、花結び、あわじ結び、宝船…。
台紙に、明治時代の賞状などの厚紙を再利用されているところからは、
ものを大切に使おうとされるお心も伺えます。
水引のみならず、紐や紙、藁縄や風呂敷など、
さまざまなものを「結ぶ」という行為は、
日本が古来から伝えてきた芸術のひとつ。
人と人の心を結び、幸運を育むとされる水引。
この岩室温泉・KOKAJIYAでも
今後たくさんの人と人の“縁”を結ぶことができますように…。
そんな願いを込めて。
●「水引」(みずひき)とは
贈り物や包み紙などにかける和紙でできた飾り紐。
和紙を紙縒り(こより)状にして糊をひき、乾かして固めたもので、
室町時代の後期には使われていた。さまざまな結び方が考案され、
立体的な水引細工は、祝儀や縁起物、髪飾り、結納飾りなどに用いられる。
長野県飯田の「飯田水引」や石川県金沢市の「加賀水引」が有名。